だいじなことなので、Twitter ではなく、ブログに記しておこう。
うだるような暑さになった連休の初日、不採用の通知がとどいた。4年ぶりの不採用通知である。こういうとき、なにをすべきかは、ここ (
https://illcomm.exblog.jp/21427935/) にちゃんと書いておいたので、だいたい、このとおりにした。不採用なので、もちろん得たものはないが、失ったものもない。逆に、もし採用されたら、もういい歳なので、このへんで、人なみの暮しと、まっとうな人生というやつを送ってみるか、とか、ちょっとそんなことも考えていたが、どうも、そういう運命ではなかったらしい。少なくとも、まだその時期ではないらしい。そういうものだ。だいじょうぶ、あとで、わかる。
それはともかく、よく考えると、得たものがひとつあった。いまの、この国の、心ない雇用事情のせいで、何十社もの企業や会社から不採用通知をうけとり、自信を失くし、心をいためている学生たちに「その気持ち、わかるよ、先生も、おんなじ目にあったことあるよ」と、はなしてきかせることのできる経験ができた。ひとは、不採用通知をうけとると、自分はこの社会で必要とされてない無価値な人間だなどと考えてしまうものだ。とはいえ、20代でうけとる不採用通知なら、まだまだ自分はこれからだ、と気をとりなおすこともできるけど、これが50代になってうけとる不採用通知だと、また格別の思いというのがあるんだよ、とそんな話ができるなぁと、思った。