この土・日は、こないだ紹介したゴダールの講演をきいてきました。
●「カイエ」編集長 ジャン=ミッシェル・フロドン氏、ゴダールを語る!
●蓮實重彦氏×青山真治監督 21世紀ゴダールを語る!
前者の講演では、この春からはじまるポンピドゥ・センターでの
回顧展のために、いま、ゴダールが新作を撮ってるらしいという
話をきくことができました。かたや、後者の講演では、ひさびさに
ゴダールの「悪口」を存分に聞くことができ、愉快でした。

ところで、ゴダールへの
「悪口」と云えばやはり、
イルコモンズにとっての
映画批評の「祖父」である
故・淀川長治氏のこれが
最強ではないか、と思います。
これは「パッション」について
書かれたものですが、後に
「決別」について書かれた、
この批評も「卓見だなぁ」
と思います。
ということで、
来週のトークでは、
このあたりから話を
はじめて、おもに
「愛の世紀」について、
話してみたいと思います。
[上] 第一部 モノクロ篇
[下] 第二部 カラー篇
[追記] 今回は、本篇上映終了後すぐトークをはじめなければならず、
パソコンをたちあげたり、プロジェクターをセットしたりしている時間が
ないため、上のようなカードパネルを使って、お話をする予定です。
ただし、ポエトリー・リーディングのときだけは、プロジェクターで
ムービーを上映する予定です。

[追記2] ちなみに、
イルコモンズにとって
映画批評の「祖母」は、
誰かといえば、もちろん、
この方です。