仕事が一段落したので、
「いわゆるビンテージ」リストを
もういっぺんよく読んでみましたが、
やはりイルコモンズ愛用のものは、
どれもこれもみごとにハズレてました。
特にACETONE、TEISCO、GUYATONE、
ELKなど、昭和四〇年代の国産アナログ機材
(エコーマシン、リズムボックス、エフェクター類)の
ほとんどが「公認リスト」からハズレていました。
←たとえば、ACETONEのこれなんかがそうです。
で、さらによくよんでゆくと、この「いわゆるビンテージ」のリストのなかには、
「それはまだヴィンテージとは呼ばないだろう」と思える比較的新しいものが
散見されることに気がつきました。ズバリ云ってしまうと「中古の売れ筋商品」
が多いように思うのです(たとえばZOOMやVESTAXのもの)。もともと今回の
「いわゆるリスト」は大手楽器販売店がとりまとめたものらしいので、おそらく、
今後のビジネスのことを考えて、こういう選定になったのだろうと思いますが、
それは当然の自己防衛であって、それを責めるつもりはまったくありません。
そもそも「「ビンテージのリスト」をつくるということそのこと自体にムリがあって、
しかも経・済・産・業・省などというところに、そんなものがつくれるわけないと
思うのですが、どうでしょう。強いて云えば、文化財保護に近いものなので、
管轄としてはむしろ文化庁の仕事ではないかと思うですが、どうでしょうか。
ということで、やはりこのリストは、ビリビリビリ、ポィです。