オークションに自分の「魂」出品!?
中国では先祖をまつり、供養を行う伝統行事「清明祭」が
行われたが、そんな中、ある男性が中国ネットオークション
大手の「淘宝網(Taobao)」のサイトに自分の魂を出品、
話題を集めた。オークション運営者の判断により先月31日に
掲載削除となったが、淘宝網を傘下に持つ、米ヤフー出資の
アリババ・ドット・コム社の広報担当者は、淘宝網では魂の
販売に対して否定的なわけではなく、『商品』の提供ができ
るか否かが問題となったとし、掲載削除の理由を「淘宝網の
運営方針を再検討した結果、魂の販売に対する特定の規定
がなかったため」と発表した。(ロイター通信 06年4月5日)
*画像と
BGMはイルコモンズの勝手なイメージです。
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[追記1] いくら自分のモノとは云え、カラダは売っても魂は売らぬのが、人の道だったはず、
が、時代はかわった、中国はかわった、なにがそうさせたのか? ある意味、これは、
「魂のネオリベラリズム」かも。そりゃ、何をしようと人の勝手/自由だろうが、他人事ながら、
気になるのは、このオークションが「ノークレーム・ノーリターン」だったのかどうか、そこは
大事。なにせ「商魂」という魂がはいってるだけに、どんな災いやたたりをひきおおすか、
わかったものではないし、お彼岸やお盆に勝手にリターンしてきたら、どうする・アイフル?
[追記2] グローバルマーケットの商品経済に自分の魂をうりわたしてしまう、この新たな
帝国の時代の「魂のネオリベラリズム」に対抗するには、「野生のコモンセンス」としての、
「アニミズム」のセンスやソウルやスピリットを復活させた方がいいのかも。。。とも思った。
そもそも魂というものが実在するのかどうかは謎だけど、それはまた別の話で、もし、
そんなものがあるとすれば、
それはやはり、「NOT FOR SALE」にしておくべきもので、
同じく、神や仏というものが実在するのかどうかも謎だけど、それもまた別の話で、もし、
そんなものがいるとしたら、たぶん魂というのは、そちらの方面からの「GIFT」だろうから、
そんなプレゼントや贈りものを、右から左にお金にかえたら、さすがにそれはマズイだろう、
そのうちアレがアレするぞと、ニュータイプの野蛮人でギフト・エコノミック・アニマルズの
イルコモンズは、そう思うのですが、いかがでしょうか?>二十一世紀の文明人さま
イルコモンズの一口メモ:ばちがあたるぞ。