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いる・こもんず 【普通名詞】 01| ありふれて変なもの 02| 扱いにこまる共有物 03| 分けても減らぬもの 04| 存在とは常に複数で他と共にあり、狂えば狂うほど調子がよくなる
はじめに、ふた、ありき

イルコモンズ編
見よ ぼくら
四人称複数
イルコモンズの旗
(Amazon.comで
大絶版廃刊中)
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▼古いものですが、まだ使えますので、あげます
d0017381_21451615.jpg「ねぇ、イルコモンズぅ、
あのさぁ、イルコモンズが、
いつもデザインに使ってる
補助線。あれってさ、どこを
ひらいたら出てくるのか、
教えてくれない?」

と、なんだかガチャピンが
ムックに話してるみたいな
口調で、ご質問をいただき
ましたので、お応えします。


まずはじめに「あの補助線」というのは、上の図にある斜めのグリッド線のことのようで、
「どこをひらいたら」の「どこ」というのは、Adobe の Illustrator のことのようです。
あいにくこれは、イルコモンズが自分たちの仕事用に自分でこしらえたものなので、
Illstrator にはついてません。だから、どこをひらいても、たたいても、つまんでも、
でてきません。

そもそもイルコモンズは、デザインについては、中学校の美術の時間に教室で習った
ことしか知らないデザイン中卒者で、美術大学もデザイナーズスクールもクリエイター
養成学校も夏期講習にも通ったことがありません。なので、今から6年ほど前、自分
の展覧会のDMをつくることになったときにはじめて読んだ、下の本に書いてあったこと
くらいしか、基本的には知りません。

d0017381_2152549.jpgグラフィック・デザイン講座 
帆足実生+稲垣行一郎著
「デザインの基本」
昭和46年 講談社

これは、昭和46年に出版された
DTP(デスクトップパブリッシング)
以前の手作業によるデザインワーク
についての本なので、セロタックの
貼り方からはじまり、バーニッシャーの
塗り方、ハンドレタリング・プルーフを
ナイフでカットしてスペーシングするコツ、フォトスタットのクラッピングとスケーリングの
基本なんかが一通り解説してあり、パソコンを使ったグラフィックデザインにはまったく
役に立ちませんでしたが、デザインというのが、いかに手のかかる仕事なのかが、よく
分かって、すこぶる勉強になりました。イルコモンズがデザインするものにどことなく
二〇世紀の(というか昭和の)臭いがするのは、たぶんこの本で勉強したからだと思い
ます。そして実は、この本(と後で紹介するブロックマンの本)以外、デザイン関係の
本というものを読んだことがなく、完全に見よう見まねの独学で、その独学のなかで
自分用にこしらえたのが、あの斜めのグリッドです。イルコモンズのところにやってくる
仕事というのはたいていポスターかチラシのデザインで、はじめは、もらった写真を
どこでどうトリミングし、どこにどう配置したらよいか、さっぱり要領を得なかったので、
なにかベースになるものがあった方がいいと考えて、何もわからないままつくったのが
あの斜めのグリッドです。

d0017381_226528.jpgグリッドについての考え方は、グリッド・システムの
生みの親であるヨゼフ・ミューラー・ブロックマンを、
斜めのラインは、ポール・ヴィリリオの建築論と
ロシア構成主義の造形論をそれぞれ手本にしました。
イルコモンズのグリッドのよいところは、ブロックマンの
精密で厳格なグリッド・システムとはちがって、誰でも
すぐ簡単に使えるということで、このグリッドを版面に
敷いて、写真の構図とグリッドとを合わせれば、ピタリ
とレイアウトがきまります。おそらくプロのデザイナー
の方はそれぞれ自分用のグリッドを持ってらっしゃる
でしょうし、また、これだとあまりにベーシックすぎて
面白みがないので、不要だと思いますが、もしプロの
デザイナーではない方で、レイアウトにお悩みの方が
いらしたら、古いものですが、どうぞお使い下さい。

d0017381_22254980.jpgOblic systemz: sharin' systemz.
ai版(728KB) / pdf版(328KB)

Illstrator書類(ver.8でもOK)とpdf書類の
両方を用意しましたので、お好きな方をDLして
お使いください。ブロックマンの本の表紙をまねた
タイトル文字はグループ化してありますので、
つまんで、DELETEを一回ポンと押せば1秒で
消せます。なおこの斜めのグリッドは写真を、
全面に使うポスターやグラビア用で、テキストを
含んだページのレイアウトには向いてませんので、
そうしたものをつくるにはブロックマンのグリッド
システムをおすすめします。

イルコモンズもこれから夏にかけて、そういう
仕事があるので、ブロックマンの本の表紙に
なってるボックス・グリッドをトレースして、
作業用のデータをつくりました。といっても
本をトレースしたのではなく、Amazonにある
ある本の表紙の画像をトレースしただけの
ものなので、あまり精密ではありません。

Gref systemz: Buster systemz
ai版(708KB) pdf版 (328KB)

あと、こういうグリッドにコピーライトがあるのか
どうかわかりませんでしたので、いちおうその
へんに配慮して、ブロックマンのものとは左右対称にしてあります。GREFという
名前はデリダの文字論からもらいました。タイトルのただし書きにもあるように、
このOBLIQUE SYSTEMとGREF SYSTEM はコピーライトのないフリーウェア
なので、どうぞご自由にお使い下さい。

あと、もしこういうグリッド書類がほかにもありましたら、ぜひ教えてください。
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d0017381_21461677.jpg[追記]これはクリストファー・ウールの
グリッドのないフリー・ペインティングです。
今回のソニック・ユースのこのアルバムは、
いいですね。"NYC GHOSTS&FLOWERS"と
同じくらい気にいって、ずっとかけぱなしにして
聞いてます。プライマルの新譜もそうですが、
何だかみんな「複数の原点」にばらばらに回帰
してる感じがします。重なる部分もあれば、
重ならない部分もあり、でも互いに共存してる。
ロックのふところは広くてゆたかだなぁ。
[PR]
by illcommonz | 2006-06-09 22:40
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