「美術手帖」のグラビアに使った「電気リケンベ」の
現物は「イルコモンズトラベリングアカデミー名古屋」
の会場の隣のギャラリーで、ちょうど開催中だった
企画展「コレクション展」に飛び入り参加して、
グラビアの版下と一緒に展示してもらってます。
展示は明日までなので名古屋にお住まいの方は、
ぜひどうぞ。ただ今回は飛び入り参加だったので、
電気増幅装置はなしです、ごめんなさい。代わり
にイルコモンズがアフリカで愛用してた石油ランプ
を電化した「電気ランプ」を置いています。
「コレクション展~
彼らのもとに集まってきたもの」
2006年6月10日(土)~18日(日)
新見化粧品店 (名古屋中区新栄2-2-19)
この企画展は、もともと化粧品屋さんだった店舗の陳列棚をうまく使ったよい展示で、
展示されているコレクションの内容とコンセプトもすごくよかったです。グローバル化
によって、アートや工芸品が一部の金持ちたちのマネーゲームや投機の対象となり、
市場価値や商品価値でもってモノの価値が決められ取り引きされてしまう今の世界
のトレンドに逆らって、名古屋在住の作家たちが、自分の作品ではなく、自分にとって
本当にかけがえのない大事なモノを持ち寄って気前よく展示してみせてくれています。
そんな風に書くと「なぁんだ、それだけ」と思うかもしれませんが、さにあらず、これが
滅法おもしろいので見ておいた方が身のためですよ。東京でも誰か企画しないかなぁ、
と思うくらい、よかったです。
名古屋では他に豊田市美術館の「内なる子ども」展と東松照明さんの「愛知曼陀羅」
をみてきました。どちらもすごくよかったので、イルコモンズトラベリングアカデミーの
報告とあわせて、いずれ時間があるときに書くことにします。