![]() はじめに、ふた、ありき
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![]() 前にこのブログでも書いた、石原慎太郎が オープニングのあいさつで「つまらない」と ケチをつけた「カルチェ現代美術財団」展を みてきました。もとよりイルコモンズとは全く 正反対の価値観や美意識をもった都知事が あれほどまでに「つまらない」というのだから、 それは、さぞやイルコモンズにとっては、 「おもしろくてたまらないもの」のはずだと そう確信して見に行ったのですが、案の定、 おもしろかったです。展示をアハハハッハ! と見てまわりながら、「慎太郎(敬省略)は、 ホント、見る目がないなぁ。。」と思いました。 あんまりおもしろかったので、今月末発売の 「図書新聞」に展評を書くことにしました。 題は「ブタに真珠、都知事にカルチェ」です。 ![]() *左前のイルコモンズと右奥の慎太郎の間には深くて長い川がある。ローエンドロウ♪ そこでは「なぜ都知事には、あれがつまらないガラクタに思えたのか」を、いくつかの 展示作品(同性愛やドラッグを扱ったゴールディンの作品、ボクシングで負ける心理 を扱ったコールマンの作品、実戦に使えないハイテク戦闘機を扱ったニューソンの 作品、使いものにならない(ゆえに完璧だという)監視艇を扱ったパナマレンコの作品、 ブラジルのマイノリティーを扱ったヴァレンジョンの作品、軍事テクノロジーの暗黒面 を扱ったペレシャンの作品などなど)に即しながら、イデオロギー批評的に検証し、 これらの作品が、いかに都知事のマッチョなメンタリティや「勝てば官軍的」な強者の イデオロギーをことごとく逆なでし、挑発し、目をそむけさせるのに成功したかを、 感情的反発なしに(あるいは少なめに)論じてみるつもりです。イルコモンズの私見 によれば、どうやら都知事は不勉強で、現代美術家というのが、自分とは正反対の ものの見方や考え方や感受性をもった、"NOと云えるトライブ"であることを知らな かったようですね。あるいは、アーティストというと、洋画家かヘヴン・アーティストしか 知らなかったのかもしれませんね。無論、本当のところはこっちだって知りませんが。 --------------------------------------------- ![]() 都知事が制作総指揮と脚本を 担当した映画「俺は君のために 死にに行く」とクロス・レヴュー して、反撃のカウンターパンチを くりだしてみたいところですが、 完成は来年の夏みたいなので、 それができないのが残念です。 [追追記] ひとから聞いた話では、最終日は"入場1時間待ち"だったそうです。 現代美術をみる都民の目は都知事の目よりもずっと確かなのかもしれません。 たとえば、会期中に、こんな出口調査をしたら、どういう結果がでたでしょうね。 Q:都知事はこの展覧会が「つまらない、みるべきものがない」といってますが、 あなたはどう思いましたか? *もう会期は終わってしまったので、もし観に行かれた方がいらしたら、かわりに コメントいただけますか。原稿執筆の際の参考にさせていただきますので。
by illcommonz
| 2006-07-04 00:13
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