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いる・こもんず 【普通名詞】 01| ありふれて変なもの 02| 扱いにこまる共有物 03| 分けても減らぬもの 04| 存在とは常に複数で他と共にあり、狂えば狂うほど調子がよくなる
はじめに、ふた、ありき

イルコモンズ編
見よ ぼくら
四人称複数
イルコモンズの旗
(Amazon.comで
大絶版廃刊中)
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▼野生のテスト~学校文化から自由になる力をテストするテスト
d0017381_4274376.jpg【問題】
前期の講義で見た映画や資料をもとに、
自分で回答できる問題を自分でつくり、
その問題に自分で答えを出し、それを
自分で評価してください(参照物すべて
可、グループでの話し合い可、PC・携帯・
電子辞書などの使用オール可)。


d0017381_4284687.jpg【写真】 教室の床に解放/展示された答案
("テストの相対化"と"答案のシェア"の実験)

僕らには、なぜか答案を裏がえしにして
伏せて出すクセがある。なにげないこと
のようだけど、これは答案を自分だけの
ものにしてしまうもので、ここには答案を
シェアし合うという感覚が欠けている。
せっかく自分の頭をひねって自分の手で
こしらえた、自分らしい答案なのだから、
堂々と表をむけて、みんなによく見える
ようにした方がいいし、よくできた答案や
アイデアは積極的に分け合うべきだと
思うので、こうなりました。

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【2006年夏のテストのためのサウンドトラック】
テスト中に教室で流した曲のトラックリストです

d0017381_4351763.jpgRez............................................Underworld
Cavatina...................................Fujiwara Hiroshi
Caecilia.....................................Fenesz
The Disintegration Loops..........William Basinski
Grandfather Clockheart............World's end girlfriend
Dragonfish................................Seigen Ono
Telesymphony...........................Dialtones

Sleeping Under The Rainbow.......World's end girlfriend
Yesterday Light Circus.................World's end girlfriend
Spiegel Im Spiegel.......................Alvo Part
Oscilythm.....................................Computer Soup
Grandfather Clockheart................World's end girlfriend
Gothic...........................................Ketil Bjornstadt
Itsumo nando demo.....................Kaku Wakako
Look out for Yourself....................Wunder

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d0017381_5101638.jpg【解説】「明治六年に全国ではじまった学校制度は、
①先生が問題を出す、②その正しい答えとは先生の
出す答えだ、という前提にたっており、生徒自身が
それぞれ、6歳までに知っていることの中から自分で
問題をつくり、答えを出すということは除外されている。
もし大学まで進むとして、十八年、自分で問題をつくる
ことなく過ぎると、問題とは与えられるもの、その答えは
先生が知っているもの、という習慣が日本の知識人の
性格となる」 (鶴見俊輔 「夏休みが終わって」 より) つづきをよむ

この「性格」は、なにも知識人や文化人に限った話ではなく、明治以降に生まれ、
近代的教育という名のもとに、学校によって飼いならされてきた、僕らみんなの
「性格」であって、こうした「制度」や「習慣」こそが「文化」なのです。

d0017381_5191859.jpgこのテストは、この文化の「自明性(=それが当然で、
あたりまえであるということ)」をうたがい、僕らの発想や
ものの見方・考え方を拘束している、この文化の束縛や
プレッシャーから、いかに解放され、どこまで自由になる
ことができるかを自分でテストするテスト(=実験)です。
(←絵にすると、こんな感じでしょうか)


「自分の問いは自分でつくり、自分で答えを見つける」というこのテストでは、
「自分のことは自分でする」という自主独立(インディペンデント)の精神は
もちろんのこと、テストの常識や形式を相対化する創意工夫(=クリエイ
ティヴィティ)や、テストが持つ権威性や抑圧性に逆らうレジスタンスの力も
テストされます。「自由課題のレポート」と似ていますが、学期末試験の
時間に、教室という学校文化の「中心」と、その「現場」でこれをやることに
意味があり、その発見や驚きの体験から何かを学ぶことができると思います。
なお、このテストは、文化人類学と現代美術の共通点である、他のやり方や
生き方を知り、それを提示することによって、旧態依然の文化や価値観を
創造的に破壊し、そこから何か別のものを考えだしたり、つくりだそうとする
手法を応用したもので、近代に飼いならされない「野生の知性」をきたえ、
知識や発想を共に分かち合う「野生のコモンセンス」をとりもどす実験です。
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by illcommonz | 2006-07-14 05:15
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