![]() はじめに、ふた、ありき
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![]() 先週のこと。「レバノンで不当空爆虐殺のまっただなかな 今日この頃ですが」と、元「殺すな」の山本(ゆうこ)さんから メールが届き、いま環境省が募集してるらしい「動物愛護 管理基本指針(仮称)に関する意見」について、「わたし自身 ラディカルな愛護者ではないのですが、皆様の関心あれば、 是非」との情報提供がありました。あさってが〆切なので、 さっそくその「指針」を読んでみました。「指針」に曰く。 「命あるものである動物に対して、やさしいまなざしをむけることができるような態度 なくして、社会における生命尊重、友愛、および、平和の情操の涵養を図ることは、 困難である」 環境省「動物愛護管理基本指針」より 「ふむふむ、たしかにそうだなぁ。。。」と思いました。ちょっと目をはなすと、すぐ、 自民族中心主義になりがちな、あぶなっかしいこと、このうえない「愛国心」なんかより、 「動物愛護心」を育てた方がずーっとよいと思いました。同じ涵養(かんよう)するなら 愛国心よりも断然、動物愛護心です。他者を理解し共存するには、動物という人間に とっての、より遠い他者への配慮から、まずはじめよ、です。 ![]() いまでも人は、すべての命あるものとの間にあった原初的連帯感を うすらぼんやりとではあれ、意識してるからこそ、子どもが生まれると すぐ、動物のぬいぐるみやら絵本やらを与え、動物たちとの失われた 一体感に対するノスタルジーを、我知らず、子どもに伝達しようとする わけで、このアニマル・レッスンをおろそかにすると、その行き着く先は、 エゴイスティックな人間中心主義(というか単独行動主義)で、ろくなこと ないと思います。 たしか晩年のデリダも「われ、動物たちにしたがうゆえに、われあり」というウルトラ・ ポストモダンな"他者びいき"のコギトを提唱してみせてましたが、それはともかくも、 動物たちの生に対する倫理的でインテリジェントな配慮なしには、もはやユマニスム (人道主義)の回復などあり得ないように思います(もちろん平和もエコロジーもない)。 話はとぶけど、いっそのこと日本は、この「アニミズム賛歌」を国歌にしたらどうだろう、 と思います。 ![]() 生きているから歌うんだ 手のひらを太陽にすかしてみれば、 まっ赤に流れる僕のちしお。 ミミズだって、オケラだって 北極熊だって、パンダだって 乳牛だって、ハリネズミだって (以下、つづく)みんなみんな 生きているんだ、ともだちなんだ。 そしたら、未来の国際社会から「なんと前衛的な精神をもった国だったのだろう」と 尊敬され、黙っていても、国連の「永久常任理事国」入りできると思うんですがね。 というか、いま愛護しなければ、やがて絶滅してしまいかねない「絶滅危惧動物種」 の筆頭はニンゲンだと思うんだけど、どう思う、クランボン? ![]() 「クランボンはかぷかぷわらったよ」 「それならなぜクランボンはわらったの」 「知らない」 「クランボンは死んだよ」 「クランボンは殺されたよ」 「クランボンは死んでしまったよ…」 「殺されたよ」 「それならなぜ殺された」 「わからない」 支離滅裂ゆえに我らあり、ナショナリズムよりもアニミズムを(もう一度)我らに。
by illcommonz
| 2006-08-19 10:59
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