明日が
「明日の神話」の公開最終日なので、
明日の夕方、みにゆこうと思っていたら、
明日は何やら特別イベントがあるらしい。
そういうイベントがあると何かと不自由なので、
今日のうちに見ておいた方がよさそうなのだが、
さっきから雨がふりだしてきて、思案のしごころ。
*左の画像はイルコモンズの携帯電話の
待ち受け画面。「明日の神話」に描かれた
原爆の"死の雲"の前を、赤ちゃんクマの
くーまんが「でふ~でふ~」と幼児語を
しゃべりながら、でんぐりがえりしたり、
おしりをふったりして、いったりきたりする
対極主義の図。以下の解釈をもとに作成。
「中心に燃えあがる骸骨の背後にも、シルエットになって、亡者の行列が小さな炎を噴きあげながら無限に続いてゆく。その上に更に襲いかかる凶々しい黒い雲。悲劇の世界だ。だがこれはいわゆる原爆図のように、ただ惨めな、酷い、被害者の絵ではない。燃えあがる骸骨の、何という美しさ、高貴さ。巨大画面を圧してひろがる炎の舞の、優美とさえ言いたくなる鮮烈な赤。にょきにょき増殖してゆくきのこ雲も、末端の方は生まれたばかりの赤ちゃんだから、無邪気な顔で、びっくりしたように下界を見つめている。外に向かって激しく放射する構図。強烈な原色。画面全体が哄笑している。悲劇に負けていない。あの凶々しい破壊の力が炸裂した瞬間に、それと拮抗する激しさ、力強さで人間の誇り、純粋な憤りが燃えあがる。」(岡本敏子)