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いる・こもんず 【普通名詞】 01| ありふれて変なもの 02| 扱いにこまる共有物 03| 分けても減らぬもの 04| 存在とは常に複数で他と共にあり、狂えば狂うほど調子がよくなる
はじめに、ふた、ありき

イルコモンズ編
見よ ぼくら
四人称複数
イルコモンズの旗
(Amazon.comで
大絶版廃刊中)
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▼祭りのあと
▼祭りのあと_d0017381_12592432.jpg
財布をおとして、一文無しになりました。カード類を一通り全部使用停止にしたら、
手持ちのお金が小銭で110円ポッキリ。しかし、そんなことが気にならないくらい
おもしろい祭りでした。なくしたものより、得たものの方がずっと多い。そこでしか
見れない景色、それでしか吸えない空気、財布を落としてもまだオツリがくるくらいの
祭り体験でした。(お金を貸してくれたkyupikyupiさん、どうもありがとうございました。
借りたお金は働いて将来必ずお返しします。あ、あと、INBのフィラスティンが寄せ
書きしてくれたタンブリン
もおとしたので、ひろった人は、イルコモンズまで
連絡してください。←ということで、昨日の祭りの蕩尽ナンバーワンは、おとしもの
チャンピオンのイルコモンズ)。で、「とりあえず問題はイルコモンズ・トラベリング・
アカデミーの電車賃だなぁ。。。」と思いながら中央線に乗って駅で降りようとしたら、
今度は切符までおとしてました。「♪ 財布をおとして、太鼓もなくして、切符もなくして、
愉快すぎるサザエさん」だな、と思いました。

それにしても、うちあげのときの路上でのアドリブ・セッションはおもしろかったなぁ。。。
トラメガとホーメイとディジェと金管3本にタブラとアコギと酒瓶とペットボトルと鎖で、
ワンコード・ワンフレーズをひたすらくりかえしくりかえしくりかえしくりかえしくりかえし
くりかえしくりかえしくりかえしくりかえしくりかえしくりかえしくりかえしくりかえしくりかえ
くりかえしくりかえしくりかえしくりかえしくりかえしくりかえしくりかしてるうちに、ふと、
ええじゃないかの一揆民たちのドンチャン騒ぎが、そこに息を吹きかえしてきている
のを感じて、ぞぞぞっ、としました。百姓は農民にあらず。くそまじめに田畑を耕し、
土をいじるばかりが百姓ではない。夜な夜な浮かれ騒ぎふざけ踊る、ろくでなしの
土着民もいたはず(畑より女房を耕すのが好きで村の娘をかどわかしてばかりいる
困り者もいたはず)。その手のつけられないこまった民衆の血や土着の魂は、
都市の路上民に受け継がれているのだなぁ、と思った、祭りの晩でした。ちなみに
おとしものをしたのは、イルコモンズだけでなく、その晩は、財布が2つに、バッグが
2つ、自転車一台のおとしものがあり、つくづく貧乏人というのは持ち物や財産に
執着しないのだなぁ(それゆえに貧乏という罠)ということをまざまざとくそリアルに
思い知らされました。そもそも「家賃を失くせ」という非常識で、ありえない発想は、
そういう無頓着なところから自然に出てくる、あたりまえの、自然(じねん)の思想
なのかも知れません。
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[追記1] 真夜中の××××銀行コールセンターとイルコモンズの会話記録
(中略)
コ:では、お客様のご口座のご預金額はおいくだったか憶えてらっしゃいますか?
イ:えぇっと、よく憶えてないけど、たしか、800まんえんくらいだったかなぁ。
コ:かしこまりました、では、すぐお調べいたしますので、そのままお待ち下さい。
イ:ふんふんふん(←鼻歌でハルカリの曲をうたっている)
コ:おまたせいたしました。ただいま、お調べいたしましたところ、利息こみで、
  合計842円のご預金を頂戴しておりました。(←うっすらと笑ってる)。
  最後のおとりひきは平成14年になっておりますので、いまのところ、
  不正利用などは特にないようです。
イ:ははは、そうですか、842円ですか。不正利用がなくてよかったです。
コ:なくされたカードのタイプですが、どのようなデザインのカードだったかおぼ、
イ:ディズニーのくまのプーさん!(←おおきな声で)
(後略)
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[追記2] そうそう、この日はDJがまたよかった。最初に当番したのはDJトラメガ、
改め二木信で、道路交通法で「荷台の上に人は乗ってはならない」というのなら、
「OK、降りてやってやる」と、車に積んだサウンドシステムのわきを歩きながらの
ウォーキングDJ。"塩の行進"のガンジーもびっくりの歩くDJ、DJウォークマン。
しかもその逆境を逆に愉しんでいるようなポジティヴマインドなプレイがよかった。
いっそのこと、二木(信)くんが最も得意とする濃い目のサルサに切り替えたら、
一気に路面が燃えあがり、中野が大炎上してたかも。その後のラジオ・マルーンが
またよかった。ハマのアニキたちのDJはとにかく夕暮れがよく似合う。ブルージーな
ローカル・チューンのメドレーで「ここは川崎か?本牧か?襟裳岬か?」と思った。
きわめつけは大通りでの「おお、シャンゼリゼ」で、この時は夕焼けが目にしみた。
路上からマルーンあてに、スパイダーズの名曲「夕焼けが泣いている」のリクエスト
はがきを送りたくなりました。そして最後のディープスロートXも文句なしによかった。
後で聞いたら仕込みではなく、3人のクルーが路上でライヴミックスしてたらしい。
完全に陽が暮れて街灯が点き始めるタイミングを見計らってスタートしたMSCの
選曲は決まりすぎているくらい決まってました。地面をはいずるようなベースラインと
ローアングルの視点で街をパンし移動してゆくMSCのラップが、おそろしいくらい、
ナマナマしく聞こえました。で、そこで終わるのかと思いきや、その後にまさかあんな

▼祭りのあと_d0017381_19512877.jpg地雷が仕掛けられていたとは、
思いもせず、最後の最後に、
この日最大のビックリ箱と
してひそかに用意されてた
コレを見た時は、死ぬほど、
呆れました。「うわ、いかん、
これだけは世間に見せては
ならぬ」とばかりにはじまった
現場でのマヌケな攻防も含め、
(これについては東京都公安
条例の適用対象外となる行事・
祭礼などの部分を読むべし)、「たぶんこれはいずれ言い伝えや伝説になるだろぉなぁ、
あ~、いいもの見ちゃったなぁ~」と思いました。
by illcommonz | 2006-09-17 13:21
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