「チューン・インせよ Tune in」と、かつてティモリー・リアリーはそう予言した。
二十一世紀のはじめに、国家がサウンドシステムとサウンドカーを口実にして、
ストリートのレジスタンスにプレッシャーをかけてるくることくらい、こっちにとっては
「サイケデリックな予言の範囲内」である。そんなもの複製芸術時代の当然のなり
ゆきでしかない。ましてや資本がサウンドデモをアドバタイズメントに利用し、かたや
上の世代のエスタブリッシュたちまでが
それをはじめたとき、それはもう完膚なき
までに終わってる。もう誰も「終わってる」とすら云わないくらい完全に終わり果てて
いて、次のショーはもうはじまっている。クラブもどきのサウンドシステムにたよるな、
自分がサウンドシステムになれ。ひとりひとりが「動くクラブ」になってサウンドレスで
踊れ、人力レイヴの周波数に「チューン・イン」して、ターン・オンして笑え。それは
権力が怖れるくらい不気味に愉快で痛快だ。CJA法案に対抗して「リクレイム・ザ・
ストリート」をはじめた世代の、その次の世代が「テロとの戦争ごっこ」の果てに、
ついに次世代の遊びを見つけた。モバイルクラビングがそれだ。このイギリスの
新しい風習もおもしろそうだ。まずは下のチューブにチューン・インしてターンオン。
[ステップ1]
Mobile Clubbing @ Liverpool Street Station
[ステップ2]
London Flash Mob Liverpool Street Station
[ステップ3]
Mobile Clubbing
[ステップ4]
mobile-clubbing web site
次は11月30日にパディントンで19:18からやるそうです。イギリス在住の方は
ラジオとヘッドフォンをもって現場へ。