
衣替えの季節なので段ボール箱から冬物の服を出した。
この冬の流行は、なんといっても「美しい国」なので、
「美しい国」に住む「よごれた非国民」にふさわしい
冬のワードローブとコーディネートを考えてみた。
←それがこれ。展示会場の壁のペンキ塗り作業で
ペンキだらけになった「きたないウインドブレーカー」と、
さんざん着古して袖がヌけてしまった「こぎたない
パーカー」の小粋に貧しい組み合わせ。二十一世紀の
パンク・ルック。四〇歳になってもまだこんな格好を
しようと思わせてくれた「美しい政治家たち」に感謝する
とともに、「美しい国」のファシズム・モードに反対する
「きたない格好をした非国民ファッション・デモ」とか
あったら、面白いだろうなぁと思った。