はじめに、ふた、ありき
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イルコモンズ・トラベリング・アカデミー 続・京都篇
平成18年12月2日土曜日 午後1時ヨリ午後7時頃マデ 龍谷大学 瀬田キャンパス4号館201教室 中央大学の人気講義「文化人類学解放講座」の 「番外編」として東京大学で連続五回おこなわれ、 現在二期目にはいった「イルコモンズアカデミー」が 「トラベリング・アカデミー」となって日本各地 (福岡・大阪・名古屋・京都・東京)を巡回中。 今回は、この夏、京都で開催したアカデミーの 「続編」を特別開催。未公開の最新教材を 初公開する他、元・現代美術家で民族誌家の イルコモンズがセレクトしたヴィデオやドキュ メントムービーを、もう一度、みながら、いま、 ぼくたちに、できそうなことを考えてみます。 ○ギフトアカデミー形式 ○参加自由/参加無料 ○受講資格一切不問 【注意】 今回は、給食はありませんが、お弁当の持ち込みはOKです。 おやつを持ってきたら、全部没収して、みんなで分け合います。 -------------------------------------------------------------------------------- [イルコモンズ・アカデミーへの行き方] もう一度、大きなJR京都駅から琵琶湖線の普通の電車にのる。湖西線にはやっぱり、のらない。たいへん間違いやすいので、もう一度、要注意が必ず必要。まちがえずに正しい電車に乗った者たちは、もう一度、問答無用で、滋賀方面に連れてゆかれる。京都アカデミーが、もう一度、京都であると思ったら大間違いである。泣いても叫んでも無駄である。たいていは、もう一度、米原行きか野洲行きである。こわい。こわいが二〇分後には瀬田駅が、もう一度、近づいてくる。迷わず、もう一度、途中下車する。ここで降りないと、もう一度、その先に連れてゆかれる。駅前にはやっぱり、運転手つきのバスがいる。名前は帝産バスである。帝産バスである。もう一度、よくみてもやっぱり、帝産バスなのである。帝産バスなので、金曜日には、12時4分・・・12時19分・・・12時34分になったら容赦なく発車するが、土曜日は話が別で、金曜の時刻表は無効である。週末には体制がかわるのだ。いずれにせよ、これに乗せてもらえなかった者たちは、もう一度、遅刻する者たちである。となりの滋賀県立美術館は、かつてイサム・ノグチであったが、それもいまは昔の話、つわものどものゆめのあとである。栄枯盛衰は世の必定。亡き児の齢をさめざめと指折り数えているひまはない。バスは10分以内に、もう一度、キャンパスにつっこむ。中央の噴水が、「またきたか」と、もう一度、水しぶきを噴水してくれる。その向こうに象徴的な一号館がまた存在する。一度目ほど、象徴的ではないが、象徴であることにはかわりがない。象徴とはそんなものである。一号館の右側に、もう一度、抜け道が用意されているので、そこを無言で突き進むと運命の十字路がある。ジャジャーーン。いうまでもないが、二度目のジャジャ-ンなので、迫力はない。歴史的な反復劇の運命として、もはや喜劇的ですらある。しかし、もし三度目のチャンスがあれば、そのときはもっと寸劇的になるはずである。そこを右方向に、ゆるやかに、かつ、慎重に、もう一度、カーブすると(図では③⑮のあいだ)、そこが四号館です。毎度のことながら、気の荒いキャンパス・マップもありますので、どうぞご自由にお使い下さい。なお、学術食堂の営業は午後2時5分前にオーダーストップですが、毎週、土曜日は労働者のしあわせのために48時間の時限ストを決行しています。初心者といえどノーサポート・ノーマ・ジーン・ノーリターンですので要注意。結論として、一度行けたからといって、次も行けるとは限りません。行く川の流れは絶えずして、よどみに浮かぶうたかたの夢に、夢よもう一度、バブルよもう一度、といっても、聞く耳もたぬのが、京都の怪僧・耳なし芳一ですので、重ねて厳重注意を呼びかけます。(以上、元・イルコモンズ・アカデミー京都担当者「小林将太郎」の懐かしい情報をもとに続・イルコモンズが旧イルコモンズに無断で再校正)
by illcommonz
| 2006-12-01 07:57
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