はじめに、ふた、ありき
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東京のある大学が「これまでの惰性を断ち切る、思い切った試みをしてゆく」、
人文学・社会科学・芸術関連の学院をつくるらしく、そこの非常勤講師(年俸 40まんえん)を募集してたので、応募してみることにした。今日が〆切なので、 いそいで履歴書をアップデートしたら、A4サイズで33ページあった。 「学会における活動」がほんのちょっぴりで、「そのほかの社会における活動」が ものすごく多い非常にバランスのわるい履歴書になった。というか、履歴書に みえない。しかも専門である文化人類学の「主たる業績」がほとんどないので、 「そのほか参考となる資料」で埋め合わせようと思い、現代美術、建築、映画、 現代思想、政治哲学、音楽、演劇そのほかもろもろについて書き散らかしてきた 「主たるイルコモンズ文献」をかき集めて、箱に詰めたら、ますます応募書類に みえなくなった。すくなくとも応募書類の惰性的形態からはかなり逸脱してる。 自分でいうのも変だが、もし自分が人事担当者だったら、こういうややこしそうな 人物を採用するのには抵抗を覚えるだろうなぁと思ったので、「思い切って」、 この時点で採用はあきらめ、人事担当者をただびっくりさせる(呆れさせる) ためだけに応募してみることにした。文字どおり「思い切って」、「これまでの 応募書類の惰性を断ち切る」ことを「主たる応募の目的」にすることにした。 イルコモンズである(になる)というのは、つまりなんというか、そういうことで あり、常識やぶりと常識ずらしが現代美術と文化人類学の華であり、最大の よろこびなので仕方がない。イルコモンズにとって現代美術と文化人類学は 職業選択の自由がある職業ではなく、辞めても捨てても死ぬまでついてくる 宿世の業なのだから仕方がない、とあきらめたら、だんだん愉快になってきた。 愉快なのが一番である。 もとより非常勤講師は「研究職」ではなく「教職」であり、「研究室」ではなく 「教室」で講義をするのが仕事なので、それならば、と、「教材見本」もつける ことにした。「文化人類学解放講座」の全ブログと配布プリント資料、前期・ 後期の試験問題をCDRにパッケージして、ちゃんとジャケットもつけた。 応募書類というより、33ページのブックレットがついたCDブックみたいである。 だんだんおもしろくなってきたので、講義用に編集した教材映画「ブロディの 報告書~文化相対主義の発見」を世界初DVD化して、それもつけることにした。 もちろんジャケットもつくった。下の画像がそれである。 これを「A4数枚程度にまとめた担当予定科目の授業計画」のかわりにして、 宅急便で送った。書類審査の結果、オーディション(模擬授業)と面接もある そうなので、採用されなくてもオーディションだけは受けてみたいと思った。 合否はともかくも、こうしてまた「そのほかの参考となる資料」がひとつふえ、 次の履歴書の記載事項がふえた。「そんなことでいいのか?」といわれれば、 いいのかわるいのかよくわからないけど、「そんなことをしてたのしいか?」と いわれれば、これはたのしい。「それでしあわせか?」といわれれば、それは ぅうん、、、、、、どうだろう。それはまた来週。
by illcommonz
| 2006-11-30 05:16
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