メガマックをたべてみました。が、やはり、
マクドナルド社が化学合成した牛肉風味は
「変な味がする」と思いました。どう変なのか、
というと、マクドナルド社のこの高度な化学
香料加工技術を使えば、牛肉味のアイス
とかビーフ味の歯磨き粉も簡単につくれる
のだろうな、と思うような人工的な味です。
尤もそれは今に始まったことではないので、
措いておくとして、ことメガマックに関していう
ならば、これは明らかな構造設計ミスだと
思いました。あれは人の口のサイズを完全
に無視したもので、人間の体の寸法や構造
にあったモノづくりを考える人間工学デザイン
の観点からすれば「設計ミス」だと思います。
つまり、人間にやさしくないたべものだと思い
ました。
あと、これは食べてみないと分からないと思いますが視覚的にも問題があります。
一口目は、まぁよいとして、二口目には、バーガーの厚みが大きすぎるため、
自分がかぶりついたあとや、とびちったソースなんかが、イヤでも目の前に
バーンとドアップで飛び込んできて、まるでケダモノになったような気分がします。
そもそもあのくらいのサイズのものはちゃんと皿において、フォークとナイフで
切り分けながら、少しづつ口に運ぶようなもので、そうしたものもなしに、ばか
みたいに大口をあけて、手づかみでかぶりつき、口や指にソースをベタベタ
つけながら食べるのは、どこからどうみても下品、というか、スプラッターな
食べものだと思いました。要するにテーブルマナーもへったくれもない、その
社会の食文化(特に行儀作法)を破壊する野蛮な食べものだというのが感想
です。いくらB級ジャンクフードといえど節度はあっていいはずだと、生まれも
育ちもまるで上品な人間でない人間でさえも、そう思いました、メガメガ。