「502」から「605」へ
こう書くと何だか新機種の携帯
電話への移行の話みたいですが、
「春の人事」の、「異動」の話です。
このたび予定通り、現職を失職し、
勤め先を変わることになりました。
勤務先と交渉した結果、新たに
一年間の就労契約を結ぶことで
合意に達しましたので、502号室
から605号室に移動しました。
残念ながら定職ではないので、辞令も昇格も役職も何もなしのただの「移動」です。
今日からまた一年後の「失職」に向けて、新たなカウントダウンライフのはじまりです。
ともあれ昨年より、失職後の身の処し方について、各方面の方々に多大なご心配を
おかけしましたが(特にこのブログを熱心に読んでるらしい両親)、時代の申し子たる
「プレカリアート」の一員として、これからまた一年間、清くもなければ、ただしくもなく、
そして美しくもなく、ただ貧しく愉快に多摩霊園のそばで仕事を続けてゆきますので、
どうぞあたたかく見守っていてください。それと、なんとか今年は、中央大学以外の
大学でも「非常勤講師」の職を見つけたいと思ってますので、心あたりのある方は、
どうかよろしくお願いします。なにしろよく働きます。それは先日の
15時間講義で
実証ずみだと思いますので、1時間目から6時間目までまとめてうけたまわります。
臨時講義、集中講義、特別講義と、「講義」とつくものなら何でもうけたまわります。
専門は「文化人類学/民族学」ですが、
いろんな分野の評論の仕事もしてきたので、
二〇世紀の現代美術、現代音楽、現代建築、現代文学、現代映画、現代思想と、
現代とつくものなら、だいたいいけます。なかでも得意なのはグローバリゼーション
についての講義で、映像人類学もかなりいけます。もちろん無報酬のトラベリング・
アカデミーでも結構です。研究費も研究室も要りません、教室と教職を我らに。
以上、イルコモンズからの春の異動と求職のお知らせでした。