こういうのをみると、目がくぎづけになる。
「こんなだったら、いいだろうなぁ」と思う。
「四人称複数」のイルコモンズにしても、
どこか双子のようだ。もしや「双子願望」が
あるのかもしれない、と思って調べてみたら、
案の定、フロイトの転移説を使った分析があった。
フロイト派の分析によれば、こうである。
「自己対象の共感的環境が得られないと、自己は凝集性を欠き、もろくなり、空虚さを感じるようになる。そしてそれを埋め合わせてくれるような対象を求め、転移が生じる。鏡映機能と理想化機能に応じて、鏡映転移と理想化転移というふたつの形態が区別される。鏡映転移とは、承認と受容の欲求から、相手を「受け入れてくれる人」だと思いこむものである。理想化転移は、より理想的現実(理想を体現した人)と結びつきたいという欲求から、相手を「素晴らしい人」だと思いこむものである。さらに、第三の転移の様式として、双子転移が類型化される。それは、他者を自分自身のように経験したいという欲求から、相手を「自分と似た人」だと思い込むようなものである」
「第三の転移としての双子転移」か、、、、、ぅぅん、なんかちょっと違うな。少なくとも
「他者を自分自身のように経験したいという欲求」はないんだけどなぁ。それよりは、
「存在とは常に複数で、他と共にあり」の方がしっくりくるし、さまよえばさまようほど
調子がよくなるのがイルコモンズなので、ジジェク派による"他の分析"を求ム。