▼石原氏、五輪「夢を見よう」=だるまに目、勝利宣言
「都民の良識」「感謝しています」。3選を決めた石原慎太郎氏(74)は東京都港区の事務所で万歳し、笑顔を見せた。午後8時40分ごろ、白い歯を見せつつ事務所に姿を現した石原氏。三男の宏高衆院議員が手にした大きなだるまに目を入れ、右手を高々と上げて勝利宣言。「どうやら当選が確定したようでほっとしています」とあいさつした。争点となった五輪招致について
「とにかく楽しい夢を見ようじゃないかと提案した」と声を張り上げると、支持者らから拍手が上がった。(4月8日 時事通信)
▼逆風の中での圧勝に「石原節」はじける
「一部メディアの執ようなバッシングがあったが、都民の良識がこういう結果をもたらしてくれた」午後8時半すぎ、お気に入りの金ボタンのダブルのスーツ姿で、JR新橋駅(港区)近くの選挙事務所に姿を見せた石原さん。開口一番、「ほっとした」と語ったが、逆風の中での圧勝に選挙中見せていた謙虚な言動とは一転、いつもの「石原節」がはじけた。会見で「何が都民に支持されたか」と聞かれると、「その前に、執ようなバッシングで誤解が拡大された」と切り出し、「自民党と公明党が支援してくれた。民主党も前はそうだったけど、今回はどこかに行っちゃった」と皮肉った。さらに、環境対策など過去2期8年の実績を意気揚々と披露し、95年の阪神大震災について「首長の判断が遅くて2000人が死んだ」と発言。さらに都の防災訓練に自衛隊や在日米軍の参加を実現させたことを自画自賛し、
「来年は航空母艦を持って来いと言ってやった」と胸を張った。(4月9日 毎日新聞)
この現実のいったいどこがおもしろいのか理解に苦しむ。