「現代の民主主義国家におけるプロパガンダは、
政府による検閲や悪意による報道の湾曲ではなく、
マスメディアがもつシステムそのものによって
ごく自然に行われている」(ノーム・チョムスキー)
都知事選挙も然り。どうせ、こうなるんだろうなと
わかってたので、都知事選の翌日に見ようと思って、
とっておいたこのDVDをみることにします。
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Manufacturing Consent:
Noam Chomsky & Media (1993)
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日本語版「チョムスキーとメディア:
マニファクチュアリングコンセント」(2007)
アドバスターズいわく、「メディアをにくむな、メディアになれ」。それと同様、
どんな結果でも、「都民をにくむな、都知事をこきおろすメディアになれ」、
と、そう思うので、今日からこちらは第3戦目のはじまり。現ト知事が製作
総指揮と脚本をやった「俺は、君のためにこそ死ににいく」がこの夏公開
される。どんなプロパガンダをみせてくれるのか、いろんな意味で興味アリ。
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[おまけ]
「海自に来て!奇抜なCFでアピール…幹部は絶句」
海上自衛隊が、「秘密戦隊ゴレンジャー」などで
知られる「戦隊シリーズ」をイメージした奇抜な
PR用のコマーシャルフィルム(CF)を製作した。
「若者や子供の世代の興味を引くよう意識した」と
いうが、その奇抜さに、幹部会議では全員が一瞬
言葉を失ったほど。海自は陸・空自に比べ、隊員
募集が低迷し、不祥事も続くが、このCFでなんとか
イメージアップにつなげたいという。30秒間のCFは、隊員役の5人の俳優が
ゴエーカーン(護衛艦)、ショーカイキ(哨戒機)など主要な装備品と共に次々
と登場。実際に戦隊番組のナレーションも手がける声優が、「任務に終わりは
ない。行け!海上自衛隊」などと叫びながら、番組宣伝風に紹介する内容だ。
(読売新聞 4月9日)
▼平成18年度街頭ビジョンCM(30秒)
http://jda.webcustom.net/
こういうのは別に奇抜でもなんでもなくて、ただクソダサイだけ。若者やこどもは
確実にひくだろうし、もしこれを海外で放映したら、どの国の軍も、こんな連中に
任務をまかせたいとは思わないだろう。一緒に戦いたいとも思わないだろう。
そういう意味で、逆効果作用はある。つくればつくるほど墓穴をほるような、
こういうものをメディアはじゃんじゃんつくればいいと思う。