
【鎮魂曲】
グレン・グールド演奏「ゴルドベルク変奏曲」(新録音版)
http://www.youtube.com/watch?v=g7LWANJFHEs
「トラウトは実在の人物ではない。トラウトがまだ14歳
だった1931年から
84歳で亡くなる2001年までの
あいだに書いた何千もの短編からいくらかを回収した。
わたしは2001年のやきはまぐりパーティーまで自分が
生きながらえるという前提で、この本を書いた。46章で
は2010年になってもまだ自分が生きながらえている
と想像した。ときには1996年にいると書いたり、この
ふたつの状況のあいだにははっきりとした区別をつけ
てない。きっとわたしは頭がおかしいのだ。
(カート・ヴォネガット、以下同様)
「すべての人物は、生者と死者の別なく、純粋な偶然の産物である。」
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それはともかく、ヴォネガットは、映画について、こう書いてた。
「史上第一位の傑作映画は、脳みそが半分でもある人間ならわかるはずだが、
『マイライフ・アズ・ア・ドッグ』だ。史上第二位の傑作映画は(以下省略)」
「スローターハウス」は、手元にないので、今日は「マイライフ」を見よう。
「どんなつらい生活でも人工衛星に乗せられたライカ犬にくらべたら
まだましだ、その他いろいろ」というあれである。ヴォネガットがこの
映画を好きだった理由はよくわかる。
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「以上で今回の放送を、といっても紙上でのそれを終わります。いまは
名誉職となった来世レポーター、カート・ヴォネガットでした。さよなら
バイバイ。それともまた、これが天国への最後の往復旅行であることを
わたしが聖ペテロに伝えたとき、彼が茶目っ気たっぷりなウインクとともに
いった言葉を借りれば、また会おうぜ、ワニくん。」