
今日の杉並区・高円寺駅前は、朝からあいにくの雨模様でしたが、
明日は夕刻からハードコアパンクの嵐が吹くでしょう。中心付近の
予想最大音圧は600ボンゴで、中心から半径90メートル以内では
瞬間最大音速194BPMの轟音が鳴り響くでしょう。付近の住民の
方はくれぐれも耳栓のご用意を忘れずに。
(しかし、素人の乱5号店の店長は、なかなかの役者だなぁ。。。)
明けて、4月18日水曜日の夜には、一揆の訪れを告げる
「ベイビーQ」の煙巻き現象が駅周辺で観測されるでしょう。

▼ベイビーQ「バビロンダンス戦争」
http://www.youtube.com/watch?v=Br9Dg9vu90c
もし突然、改札の向こうからこんなひとたちがスイカ、もとい、イコカを
持ってやってきたら、あなたならどうします?(こどもが見たら泣くぞ、
ちびっこが見たら鼻血出すぞ、青年が見たら夢に出るぞ)
もし、これが実現したら、いまから32年前、杉並区阿佐ヶ谷で行われた
寺山修司の市街劇「ノック」(1975年4月19日-20日)の一日チガイの再来
になるはず。この「ノック」のことを話すと長くなるから、イルコモンズが書いた
これを読んでくれ。
イルコモンズ「ザ・ウォールとナゴムのあいだで
グランギニョルの血は立ったまま眠っている」
『文藝別冊 寺山修司』 河出書房新社
イルコモンズ 「さよなら、落書きなき世界~
街をノックするものを怖れているのは誰か?」
『現代思想』2003年10月号 青土社
それにしても、当選する前から、これだけの文化的公共事業を誘致してしまう
のだから、当選したらタイヘンだ。高円寺に引越すかも。

ということで、テロ対策を口実にしたセキュリティ・アップの疫病に冒され、
すっかり閉塞してしまった街の常識をノックし、トレランス・ゼロの呪いから
街を解放するのは誰だ?それは祭りだ、選挙で何かが変わると思ったら、
大マチガイだ。街は、いますぐ、解放されたがっている。
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[追記1]
イルコモンズが書いたものなんか、
わざわざ読む必要はありません。
このビデオを見れば、分かります。
演劇実験室「天井桟敷」
ヴィデオ・アンソロジー
高円寺のレンタルビデオショップAubis にいけば、必ずあります。
高円寺一揆の関係者は、明日、速攻で借りてみんなで見ておこう。
[追記2] 苦言をひとつ。杉並区の現代美術は、こんなときに何をしてるのか?