【プリント】
▼「文化相対主義~
文明と野蛮の脱構築」
▼「オルタナティヴ人類学~
グローバル文明批評」
【教材映像】
▽J・L・ボルヘス
「ブロディの報告書」(2006)
▽M・ムーア
「アメリカ合衆国の銃の歴史」
▽ABC+NHK
「アメリカの人種差別の歴史」
▽W・バロウズ
「感謝祭1986」(1986)
▽J-L・ゴダール
「カメラ・アイ」(1967)
▽W・ヘルツオーク
「緑のアリが夢見るところ」(1984)
▽イルコモンズ
「文化人類学の立場」
▽AVAAZ
「文明の衝突をとめよう」(2007)
【音声教材】(*部分)
▽岡本太郎「芸術と人生」(1982)
▽チャーリー・パーカー&ディジー・ガレスピー「人類学」(1947)
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相対主義についてのプリントなので、中心と階層のない相対主義的な
レイアウトの実験をしてみました。どこからでも好きなところから読み
はじめられる解放系のレイアウトですが、左から右にむかって斜めに
読んでって、途中から反転して、右から左によんでゆくというコースも
あります。情報量満載なので、お好きなところを自由に引用・転載して
お使いください(石田英一郎の文章が特におすすめです)。
これをみると、(初期の)文化人類学が、ある種のアーティストたち
(たとえば、ハーレム・ルネッサンスの作家やシュールレアリスト、
SF作家や前衛映画監督)と、アクティヴィストたち(アナーキスト、
人権擁護活動家、環境運動家ゲイ&レズビアン運動家)にとって、
魅力的かつ触発的なものであった理由がなんとなく分かってきます。
つまり、文化人類学はそのはじまりにおいては、アヴァンギャルドで、
常識破りの反逆の学問だったからだ、というのがイルコモンズの
観測で、その原点をとりもどすことができれば、文化人類学は、
もういちど活気をとりもどすことができるんじゃないかなと思います。
このパーカーとギレスピーの「人類学(Anthropology)」という曲は、
クールで前衛的だった頃の人類学へのオマージュなんだと思います。
↓
http://ilcommonz.hp.infoseek.co.jp/anthropology/bebop.html