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今年度(平成19年)も、大学から「試験中の不正行為未然防止について
(お願い)」の通達がありましたので、「文化人類学解放講座」の今年の 夏のテストの問題は、今回もまたこれです。 ![]() 【問題】 前期の講義で見た映像や 資料をもとに自分で回答 できる問題を自分でつくり、 その問題に自分で答えを 出して、それを自分で評価 して下さい。(ただし評価は ABCや点数でつけないこと)。 参照物すべて可、グループ での話し合い可、PC・携帯・ 電子辞書の使用オール可。 よって今回も「不正行為」は ゼロ(無理)です。 これはどこまでインディペンデントに、かつ、フリーになれるかを自分で試す D.I.Y.のテストですが、だからといって、自分ひとりだけでやる必要はあり ません。知は共有物(コモンズ)です。知識はいくら人に与えてもへらず、 分け合えば分け合うほど豊かになる共有資源です。なので、提出された 答案はすべて表をむけ、テスト中の教室で公開し、自分ひとりでは思い つかなかった答えや表現の仕方を互いに共有しあい、みんながよりよい 答案をつくれるようにします。 また、しんと静まりかえった教室より、適度な音量の音楽やノイズの ある環境の方が、緊張せずに答案づくりができると思いますので、 今回も試験中に音楽を流します。 【試験用音楽セットアップリスト】 Spiegel Im Spiegel...........................Alvo Part His Second Story Island...................Tortoise Hydrophone.....................................Max Eastley Luft Von Anderen Planeten..............Stephen Mathieu Yes No..............................................Andy Warhol Telesymphony..................................Dialtones The Disintegration Loops.................William Basinski Dub Hunter......................................Hiroshi Fujiwara Sleeping Under The Rainbow...........World End Girlfriend Next Issue Preview..........................Seigen_Ono Look out for Yourself........................Wunder ====================================== 【参考資料】 「明治六年に全国ではじまった学校制度は、①先生が問題を出す、 ②その正しい答えとは先生の出す答えだ、という前提にたっており、 生徒自身がそれぞれ、6歳までに知っていることの中から自分で 問題をつくり、答えを出すということは除外されている。もし大学まで 進むとして、十八年、自分で問題をつくることなく過ぎると、問題とは 与えられるもの、その答えは先生が知っているもの、という習慣が 日本の知識人の性格となる。今は先生は米国。[...] 教師も、明治 以前の寺小屋の気風を受け継ぐ時代から離れて、大学教育学部 養成の教師たちになると、知識人共通の性格から自由ではない。 [...]そのときの光背を失わずに、点数によって人を見ない運動を 続けている人は、現代の中で私の知る限り、無着成恭だけである。 こうした姿勢を日本の教師は、小・中・高・大を通して失った。無着 成恭が僧侶になったのは、今の日本の学校に彼のいる場所がない からだ。[...]日本の大学は、日本の国家ができてから国家がつく ったもので、国家が決めたことを正当化する傾向を共有し、世界 各国の大学もまたそのようにつくられて、世界の知識人は日本と 同じ性格を持つと信じられている。しかし、そうではない。(以下略)」 鶴見俊輔「夏休みが終わって」より 【参考資料】 ▼公共広告機構 「黒い絵」 http://www.youtube.com/watch?v=SNv4hBbu8K4 ![]()
by illcommonz
| 2007-07-10 03:16
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