
「台風がきても、やる」ということだったので
今日は、渋谷で開催されたピープルズ・プラン
研究所、世界社会フォーラム、ATTAC、
その他大勢の参加による「ロストック・反G8
アクション報告集会」でVJをしてきました。
パネリストの報告をきいて、それに合った
ヴィデオ・クリップをその場でチョイスし、
それにIRAの成田くんとNO-G8の平沢くん
が2マイクでコメントと解説をつけてゆくという
フリースタイルでなかなかおもしろかったです。
それよりも今日の話をきいて、はじめて分かったことや思いついたことが
たくさんあったので、早速これは、今週末の札幌でのアカデミーとサミット
で報告してゆきたいと思います。あと、帰りに渋谷のタワレコで「スタジオ・
ヴォイス」の「政治を考える」という特集号を買って、電車のなかでよんで
みたのですが、今日聞いた話のほうがずっとアクチュアリティがあって、
断然おもしろかったです。ちなみに、この号には「高円寺一揆」のことも、
IRAのことも、「抵抗食の会」のことも、「下北路上解放戦線」のことも、
映画「第四次世界戦争」のことも、G8をめぐるマスメディア報道のことも、
ブラック・ブロックのことも、レジスタンス・キャンプのことも、インフォショ
ップのことも、ファンジンのことも、「しょうがない発言」のことも、な~んに
も載ってなくて、これじゃ、いま・どこで・だれが・なにをしようとしていて、
どこにアクセスしたらいいのかもさっぱり分らず、流行情報誌としてすら
「使えない」と思いました。記事をずっと読んでくと、「出口のなさ」だけが
印象に残ってしまい、どうもよくありません。もうとっくに反撃のシーンは
始まっていて、いま、そこで、何かがはじまろうとしているという感触とか
ワクワク感がちっとも感じられなくて、なんだかちょっと残念な特集でした。
次回は「生政治のポジティヴ・アクション」にフォーカスした特集を期待
します。
[追記] 「システムと生をつなぐのは、モードでありコードだ。そして、
インプロヴィゼーションとは、生の運用にほかならない。創刊30年を
経て、『SV』がはじめて政治の特集を行うのは、だから不思議なこと
ではない」と、そう書いてありましたが、そんなことないと思います。
いまでも憶えてますが、90年代初期の「ラウド・マイノリティ特集」とか
「ART&WAR特集」はしっかりポリティカルだったし、なにより読んで
ワクワクした覚えがあります。