「生まれはいいが育ちは悪い」(麻生太郎)
だからといって、何を云ってもよいわけ
ではないし、謝ればすむわけでもない。
<麻生外相>
「発言は不適切だった」と撤回、謝罪
現首相もふくめ、家柄や血筋がよい
とされるブルジョワ政治家たちの
メンタリティは、明治・大正時代の
←このマンガを思い出させる。
マンガ好きの大臣なら見たことあるだろう。いまはどうかは知らないが、
むかし小学校の社会科の教科書に載ってた風刺マンガだ。
このドラ息子体質の坊ちゃん大臣は、
「マンガが好き」だといってるが、
風刺漫画もちゃんと読んでるのだろうか?
漫画とはそもそも、社会風刺画であり、
政治の愚劣さや社会の矛盾を撃ち、
それを笑いのめす批評的メディアだ。
ウソだと思うなら、この本を読んで
みるといい。古本屋にいけばまだ手に
入るし、国会図書館にもあるはずだ。
▼「一億人の昭和史・昭和マンガ史」(毎日新聞社)
それにしても、自民党というのはほんとにクソオヤジたちの愚連隊だと思う。
人前でさえ、これなのだから、人がみてないところで、何を云ってるのやら
わかったものではない。
[追記] この本に収録されてる赤瀬川原平の「漫画・昭和無署名犯罪史」は
ぜひ一読を。昭和の不穏な空気がよみがえります。また、評論やパロディの
ための複製は「フェアユース」であるということの実例としてもよめます。