はじめに、ふた、ありき
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先週だったか、イルコモンズにしてはめずらしく、これからの学校教育について
まじめで具体的な提言をしたら、 ▼[提言] これからの学校教育に必要なもの http://illcomm.exblog.jp/5822564/ 本家本元も同じようなことを考えてたらしく、 今日、クリエイティヴ・コモンズから、教育現場に クリエイティヴ・コモンズを普及させてゆくための 「CCLearn」というプログラムを始動させるという アナウンスがありました。(いいぞ、もっとやれ!)。 ▼CCLearn http://learn.creativecommons.org/ かたや、「芸術企業家」を自称する(していた?)、日本を代表する(していた?) 現代美術家・村上隆は、「コモンズ=共有物」ではなく、自らの名をクレジットした 「コピーライト=著作権」のほうで世界に挑むらしい。 ▼著作権で世界に挑む美術家・村上隆 日本の「オタク」文化や原爆などをテーマにしたアートで国際的に活躍する美術家の村上隆さん(45)が、今度は「コピーライト(著作権)」で世界に挑む。回顧展「(C)MURAKAMI(コピーライト・ムラカミ)」が今年10月から、海外3カ国4都市を巡回する。東京で開かれた会見では、会場となるアメリカ・ロサンゼルス現代美術館(MOCA)の館長らが来日し、「村上にはアートを社会に浸透させる力がある」と期待を語った。「(C)MURAKAMI」展は10月から09年5月まで、MOCAやニューヨークのブルックリン美術館、ドイツのフランクフルト近代美術館、スペインのビルバオ・グッゲンハイム美術館を巡回する。「自身の第1期を振り返る節目」という回顧展には、91年から現在までに手がけた、フィギュア作品や絵画など90点以上が出品される。新作として、高さ5.5メートルのアルミ製の彫刻「大仏オーヴァル2007」を制作中だ。カッパのような姿は、仏教やヒンドゥー教、中国の文化などを混在させた造形で、現代日本の文化的状況や文化の変遷を暗示するという。人工知能が支配する世界を描く新作アニメ「Kaikai&Kiki」も発表する予定だ。展覧会のタイトルは、自身の名前と版権や著作権などを意味する「(C)」を組み合わせた。同展を企画するポール・シンメル・MOCAチーフキュレーターは「アーティストには、自分の運命を切り開いていく権利や、自身で公的なイメージを形作る意志があることを込めた」と話す。個と公、ものとアイデアといった緊張関係の中で制作をするアーティストのあり方などを問うという。村上さんはこれまでも、会社組織を作ったり、自作のキャラクターをブランドとして商品化したりすることで、アートと社会との新しい関係を生み出してきた。今回は図録を美術館と共同制作し、作者側にも著作権料が発生する仕組みも検討中という。村上さんは「コンサバティブ(保守的)な考えでは出来ないことをしたい。激怒されたり、不謹慎といわれたりするかもしれないが、大きなチャレンジとなるだろう」と話した。ニューヨークで05年に開いた「リトルボーイ」展では戦後日本文化を描き出し、欧米が期待するエキゾチックな日本ではない「自分の思うリアリティを表現する」(『芸術起業論』)ことを達成したという村上さん。新たな挑戦は、表現者の権利を通し、アートと産業との関係をも問い直すことになりそうだ。 (アサヒ・コム 2007年7月19日) 「著作権をテーマにする」ということだけでは具体的にそれがどういうことなのか よくわからないので、なんともいえないけど、「作者側にも著作権料が発生する 仕組みも検討中」というからには、「共有」よりも、「権利」や「作者」にウェイトが かかってるように思えた。「回顧展」だからということもあるのかもしれないけど、 「(C)」と、その権利所有者を示す特定の作者名を併記したそのタイトルだけを みる限り、正直あまり先鋭的な感じがしない。クリエイティヴ・コモンズ(CC)と コピーライト(C)、はたしてそのどちらがよりクリエイティヴで、そして、本当の 意味で「コンテンポラリー=同時代的」でありえたかは、後の歴史が決めること なので、それにゆだねるしかないけど、「芸術は経済の例外地帯である」という、 ある意味アナクロで、非常にコンサバティヴな考えをもっているイルコモンズは、 激怒されたり、不謹慎といわれたりするかもしれないが、CCの方に共感する。 (ま、そりゃそうだろう、なにせ「イルコモンズ」というぐらいなのだから)。
by illcommonz
| 2007-07-27 02:56
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