
2007年の僕へ*
元気ですか?2007年ごろの自分のことを懐かしく思い出します。
僕は93歳で、つまり西暦2059年に、ちょっとした怪我がもとで生涯を終えます。
良い事ばかりでは無かったけれど、それなりに楽しい人生だったと思います。
だたひとつだけ過去の自分に、つまり今のあなたに伝えておきたい事があります。
それは 2008年の冬のこと、僕は和歌山県の田辺市というところへ引っ越すこと
になります。 振り返ってみると、それは人生の大きな分岐点でした。慎重に対処
するように心がけてください。最後にひと言、93年間生きてみて思ったのは
「世の中たいがいの事は、やれば何とかなる」ってこと。
それでは、またいつか会いましょう。残りの人生を存分にたのしんでください。
イルコモンズより - 2059年の天国にて
*イルコモンズの場合(写真は、和歌山県田辺市海岸)
http://www.uremon.com/heaven/ より
「怪我がもとで生涯を終える」というのはヴォネガットみたいでわるくないけど、
この未来予想には、断固、抵抗したい。この未来の一体どこに抵抗したいか、
といえば、天国に行く、というところだ。行くなら、やはりアンダーグラウンドな
カルチャーのある地獄がいい。天国なんて退屈だと思う。そして、あの世で
もつべき友は、天使よりも悪魔だと思う。そのほうが絶対におもしろいはず。