はじめに、ふた、ありき
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非常勤の帰り、トルコの太鼓ダラブッカを持って中央線に乗ってると、国立から乗ってきたドレッドヘアの黒人がダラブッカを見つけ、「おっ、それ、いいね。」という感じで指で合図し、そばに来た。指でタタタンとヘッドをはじき、「うん、これはチューニングをあげた方がいい音がするぞ」という。そのとおりである。しばらく叩いてなかったのでチューニングが低いのだ。話をすると、ギニアから来たパーカッショニストで、レゲエをやるらしい。「あ~、アフリカのレゲエだったら、アルファ・ブロンディとラッキー・ドゥベが好きだよ」と云うと、「ラッキー・ドゥベか、撃たれて死んだな」と云う、「え!?」と驚くイルコモンズ。知らなかった。。。「俺はBBCのニュースでみた、お前も家に帰って検索してみろ」と云うので、検索したら本当だった。ラッキー・ドゥベは南アフリカのズールーの出身で、撃たれたのはズールー語起源のubuntu のことをこのブロブに書いた日のことだった。
▼Shock at SA reggae star shooting http://news.bbc.co.uk/2/hi/africa/7052050.stm Fans across the world are mourning the South African reggae star, Lucky Dube, who has been shot dead. He was dropping his teenage son and daughter off in a Johannesburg suburb when he was attacked by car thieves. Local radio stations have been flooded with tearful callers expressing outrage at the murder and renewing demands that the authorities act to curtail crime. South Africa's leader paid tribute to him and called on people to "confront this terrible scourge of crime". Alongside Bob Marley, Lucky Dube was thought of as one of the great reggae artists - singing about social problems. He was also one of the apartheid regime's most outspoken critics. ジャマイカのレゲエも、ブリストルのレゲエも、国立のレゲエも、みんな好きだが、アフリカのレゲエは特に好きだ。特にラッキー・ドゥベが好きだった。ケニアのカセットテープ屋で買ったテープをフィールドでよく聞いていたのを思い出した。ラッキー・ドゥベのどこが好きか、と云えば、聞けば分かるとおり、空にぬけてゆくような、あの伸びのある声が好きなのだ。人間の「自由」と「平等」と「平和」と「愛」を歌いあげる、力強い歌が好きなのだ。「世界人権宣言」とか「憲法9条」をレゲエにしてラッキー・ドゥベが歌ったら、さぞかし、すばらしいものになってただろう、と思うと、残念だ。ラッキー・ドゥベのレゲエは、南アフリカの実情を考えると、「楽天的すぎる」と云われることも多かったが、それのどこが悪い。「フリーダム・ファイター」があまり悲観的だと、誰も希望がもてないではないか。なにはともあれ、「シャボンガ(ありがとう)、ラッキー・ドゥベ、 ハンバカーレ(さよなら)、フリーダム・ファイター」と云いたい。 追悼の曲はやっぱりこれだと思う。 ラッキー・ドゥベは"ライヴ"がいい。 生きてたら、もっとよかったのに。 ▼Lucky Dube - Don't Cry (Live) これも好きだ。元気がでる。 でも、最後にあるステージからの さよならのあいさつは、いま 見るのはちょっとつらい。 ▼Lucky Dube - Truth In The World (Live) [追記] アパルトヘイトの時代から、社会のことをずっと歌いつづけてきたラッキー・ドゥベの最後のアルバムは「レスペクト」だった。「セレブレート・ライフ」はそのラストアルバムに収録されてた曲。 ▼Lucky Dube - Prisoner (Videoclip) ▼Lucky Dube - Different Colours (Videoclip) ▼LUCKY DUBE CELEBRATE LIFE
by illcommonz
| 2007-10-25 01:01
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