
ときどき自分でも
「いったい何をやっているのだろう?」
と思うことがある。
「これにどんな意味があるのか?」
と思うようなことをする、
が、そう思ったときは吉兆である。
それはまだ誰もみたことも
やったこともないことだから、
それがいったい何なのか
分からないのであり、
そういうときはまさに
「なにか」としか云いようのない
something happen な
「なにか」を手にしてるあかしで、確実に「なにか」やってるわけなので、迷わず進む。
これは現代美術をやってたころに身につけたクセで、廃業した後もこのクセは消えず、
そこからイルコモンズアカデミーとかいろんなものがうまれてきた。昨日は、講義で
バイ・ナッシング・デイのステッカーと不要になったレシートを交換するということを
やった。意味はもちろん分からない。おそらく損も得もないだろう。ただ交換しただけだ。
なんの価値もないモノの、非-等価的で、非-市場的で、非-商品経済的な交換である。
このステッカーとレシートが、どこで、何に使われ、何になるのかも、わからない。
だから、おもしろい。だから、なにかを考える。ということで、何をしようかと思案中。