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![]() 「身体表現ワークショップ」で、 「教室をインフォショップにする」 というのをやります。もともと イルコモンズ・アカデミーと イルコモンズ・リブートキャンプは、 「旅するインフォショップ」として 設計したものなので、その延長です。 前に気流舎のイベントで話したように 板きれ一枚にに、フライヤーがあれば、 それだけでもう立派なインフォショップ だと思うので、そういう感じでやります。 移動ライブラリーや移動シアターのほか、 ドラムサークルもやります。学外からの 参加もOKですので、ぜひどうぞ ▼「身体表現ワークショップ」 時間:2007年11月30日(木)2:40~5:50 場所:東京経済大学6号館地下「スタジオ」 講師:小田マサノリ(イルコモンズ) 粉川さんのこのワークショップについては、下記をどうぞ。 ![]() 「わたしは、「いまの若者」を変えなければ国が滅びるとは思わないし、大学とは異なる教育制度が生まれる可能性もあると考えるが、しかし、大学で教員をしている身としては、講義やゼミの最中に学生が心そこにあらずという顔をしているのを見るのはたまらないし、出て来ない学生が多いというのもがまんがならない。そこで、教師の側からこういう現状を変える試みをあれこれ実践してきた。一九七〇年代末から一九八〇年代にかけて行った自由ラジオの実験も、もともとはゼミ(和光大学)で始めたものだ。一九八七年に行った「スターリン・コンサート騒動」も、大学の期末試験制度を異化し、大学のキャンパスの別の使い方を実験する試みだった。面白いことに、そういう実験は、結果的にわたしが勤め先を離れるという結果を生んだ。わたしは、和光大学で非常勤ながら一七年間にわたり好き勝手をやらせてもらった。が、実験大学として誕生したこの大学が次第に「普通」の大学になり、期末試験をしないわたしの講義に九〇〇人以上の受講生が生まれ、実質的な出席者は二〇〇人程度という矛盾に直面したときにわたしが試みた実験は物議をかもした。「今年は試験をやる」と掲示したためにほぼ全員出席した学生は、体育館に準備した遠藤ミチロウのバンド「スターリン」の生演奏を聴かされることになったが、演奏中、勢いに乗ったミチロウが、バンドの宣伝ビラをばらまき、「この紙に名前と学籍番号を書いて教務課に持っていかないと単位はもらえない」と叫んだことで、学内は大混乱になった。体育館に土足で踏み込んだことも非難の的となった。(中略)東京経済大学への誘いを受けたとき、インスティトゥーションの限界に嫌気をさしていたわたしは、難色を示し、「大学だから規制もあるし、それとぼくは教授会に出るのが苦手で・・・」と色川氏にもらした。すると氏は、「いやあ、東経は教員主導だし、ぼくのような勝手なことをしている者でもいられるんだから・・・ぼくなんか教授会なんかには出ませんよ」と言って、わたしの心配を一掃した。それから一〇年以上たち、いまだにわたしが在籍していることを見ると、色川氏の言った通りだったのかもしれないが、氏のために言っておくと、氏の「教授会なんかには出ませんよ」というのは、誇張であって、事実、わたしを採用するための推薦演説を教授会でやったのは色川氏であることを大分たってから知った。色川氏ご推薦の東経大でも、学内でさまざまな実験を試みる過程ではそれなりの「闘い」や「折衝」があった。口に火のついたワイヤーをくわえて構内を裸で踊りまくったり、サーカス芸人がつける高脚をはいて学内をのし歩くというようなパフォーマンスには、学生課が神経をとがらせた。楽器の音が他の「授業妨害」(こういう名詞表現があるらしい)になるのではないかと言われたり、実際に近隣の家がパトカーを呼んでしまい、総務課から呼び出しを受けた。しかし、近年になって、面白い状況が生じてきた。これは、いわゆる少子化との関連で日本の大学全般で起きている現象だが、学生数の減少を予測した大学が学生の気を引くための試みに関心を持ちはじめたのだ。「集客」の必要性からか広報課の取材が入るようなこともはじまった。そして二〇〇四年から、わたしは、「身体表現」(現在は「身体表現ワークショップ」)という、毎回ゲストを呼ぶことを前提とした講座をまかされることになった。そこでわたしが始めたのは、教室を教室でなくし、教室をつかのま「劇場」や「クラブ」や「パフォーマンス・スペース」にしてしまうことである。以前から似たような試みは何度もやっていたが、二〇〇二年にわたしの授業のなかで半年間試みた「教室をパフォーマンス・アートの現場にする」を当面のモデルにすることにした。教室は、「スタジオ」とよばれる天井が高く、映像と音響の機器がそろっている、リハーサル・スペースのような空間なので、ここで授業をすることだけでも、すでに普通の授業とはちがうのだが、そこをさらに創造的な場にエスカレートできないかというのがわたしのねらいである。そして、参加するアーティストにとっても他では経験できないことを試す空間になれば、なおさらだ。」
by illcommonz
| 2007-11-29 19:30
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