
明日は、エリザベス・コールと
小沢健二の映画「おばさんたち
が案内する未来の世界」の
横浜公演。ポスターとか会場
設営とか機材とかあれや
これやの準備で日が暮れる。
明日はいよいよ最終日。
初日の福岡と、こないだの
表参道では構成ががらりと
変わってた。みるたびにいろ
んなことを考え、いろんなこと
を思い出す。2度目に見た時に思い出し、それ以来ずっと鳴り続けている歌がある。
今日は、夕方までみんなでいっしょに準備作業をしながら、一緒にこの歌を聞いた。
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いつか、誰もが、花を愛し、歌を歌い、
返事じゃない言葉をしゃべりだすのなら、
何千回もの、なだらかに過ぎた季節が、
僕に、とてもいとおしく思えてくる。
愛すべき、生まれて育ってくサークル。
君や僕をつないでる、ゆるやかな
とまらない法則(ルール)
愛すべき、生まれて育ってくサークル。
気まぐれにその大きな手でふれるよ、
長い夜をつらぬき回ってくサークル。
君や僕をつないでるゆるやかな
とまらない法則(ルール)
神さまを信じる強さを僕に。
生きることをあきらめてしまわぬように。
にぎやかな場所でかかりつづける音楽に
僕はずっと耳を傾けている。
小沢健二「天使たちのシーン」
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つまりは、「天使たち」が、「おばさんたち」になり、「シーン」が「映画」に
なっただけのことで、ベースにあるものは、なにひとつ変わってない。
歌だけを聞いてたときよりも、この「サークル」や「ルール」というのが
何なのかがよくわかるようになったし、なぜ自分が「ドラムサークル」を
はじめたのかもわかった。あと、小沢くんの歌のなかによくでてくる
「神さま」というのが、子どもの頃によんだりきいたりした民話や昔話に
でてくる、あの「神さまたち」のことだったんだな、とも分かった。それは
ともかくも、明日は司会進行とプロジェクター係なので、あまり映画に
みとれてないようにしよう。そして明日もまた、返事じゃない言葉が
生まれ育ってきて、そして、つながっていくことを願いたい。