はじめに、ふた、ありき
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前略、母上さま、お元気ですか、私たちは、いま、京都にきております。
ついに念願かなって、京都大学のディープ・ノースの文化に、 じかにふれることができました。 風の便りによると、NYパンクの発祥の地C.B.G.B.は、 折からのジェントリフィケーションのあおりをうけて、 いま、立ち退きを迫られているようですが、 日本のアンダーグラウンド・カルチャーの カーネギーホール「西部講堂」は いまなお健在でした。 あ、、、 ←これは、もしや、 1969年の第一回・京都大学「バリケード祭」、 略称「バリ祭」の時のものでしょうか? この第一回目のバリ祭に 「ゼロ次元」や「裸のラリーズ」と 共に招待された若松孝二の、 この年に封切られたばかりの 映画の題名が西部講堂脇の 建物の壁に記されていました。 この落書を横目にしながら、 ペヨトルな香り立つ講堂の中にはいり、 軋む床を歩めば、夢かうつつか幻か、 「今日は死人が出ても知りません」 という無情なアナウンスが流されたと 今に語り伝えられる「ザ・スターリン」と 「非常階段」の奇蹟の競演、 つわものどもの夢のあと、 諸行無情のエコーあり... そうそう、京大のアニマルハウス 「吉田寮」も健在でした。 ちょうどこちらも「寮祭」前夜で、 歓びにあふれた祭のアンセムと パレードの招待状が配られていました。 おや、、、、 吉田寮祭2005実行委員会編 「吉田寮祭パンフ」より (作者不詳) これはまた、面妖な.... しかし、 まさにこれなどは、今を去ること20余年前 「京都モダーン」として世間を騒がせた 佐藤薫率いるエレクトロ・ファンク楽団EP-4の 幻の逸品「かい人21面相のテーマ」の ポエジーを想わせるもので、 EP-4 「かい人21面相のテーマ」 (自主制作・自主配布ソノシート盤) *Amazon.com での取り扱いなし それがいまなお、このようなかたちで 伝承されているというところに、 伝統と格式を、愛(め)で遊ぶことを やめない、京人の粋で風流好みなマインドと 病めるヒューモアのセンス(sick sense of humor) を感じざるを得ませんでした。 そうそう、伝統と格式を愛で遊ぶといえば、 (左)ゼロ次元主催 「万博破壊派共闘会議」 反博キャラバン (右)初代・折田先生 作者不詳 かつて「ゼロ次元」がファーサードを占拠し、 全裸のパフォーマンス/儀式を敢行した 旧・A学館前の折田先生もご健在でした。 残念ながら、ご本尊はお隠れになられましたが、 それ以来、先生は実体をもたない変幻自在の シュミラクルな記号となられ、いまでも春になると、 先生を京大の自由闊達な気風を守る道祖神として奉る 再建立祭がとりおこなわれているようです。 *詳しくはコチラ→「折田先生を讃える会」 まさしく「あなかしこ」なるは、これらが、 京大の異なる文化財と異跡かな。 (京大にて、イルコモンズしるす)
by illcommonz
| 2005-05-22 00:00
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