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いる・こもんず 【普通名詞】 01| ありふれて変なもの 02| 扱いにこまる共有物 03| 分けても減らぬもの 04| 存在とは常に複数で他と共にあり、狂えば狂うほど調子がよくなる
はじめに、ふた、ありき

イルコモンズ編
見よ ぼくら
四人称複数
イルコモンズの旗
(Amazon.comで
大絶版廃刊中)
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▼フィラスティンのどこでもスト
▼フィラスティンのどこでもスト_d0017381_725399.jpg俗に世間では「家に帰るまでが遠足だ」と云いますが、
ロード・ワークも一種の遠足とはいえ、
それはホームレス・ワークなので、
パリ~東京~名古屋~京都と接続してきた
ロード・ワークは、東京に戻ってからも続きました。
まず、京大でのシンポジウムの翌日、
酒井さんの京都の家で開かれた
「公共圏を問う」研究会に参加した後、
その足で、「石垣★カフェ」、ではなく、
六本木の「ヴァージン・カフェ」に移動し、
WhySheep?主催のパーティ
「Virgin Sheep For Sunday Brunch!」で、
Infernal Noise Brigade のキーパーソン、
Filastine のDJプレイを見てきました。


▼フィラスティンのどこでもスト_d0017381_9153833.jpg彼のサイト配給元からフリーダウンロードできる
トラックを聞けば、その音圧やミックスの
具合から、トライバル・ヒップホップとか、
プランダー・フォニクスとか、そんな風にも
聞けますが、Filastine の独異性は、
99年のシアトルや03年のカンクンでの
反グローバリズム直接行動にINFの
主席奏者として参加し、その現場や
街頭でフィールド・レコーディングした、
抵抗のナマ音使いにあって、
INF が集団で叩き出すドラムの肉弾音と
まるで上物のファズを通したかのように
どこまでも歪みきったトランジスタ・
メガホンからの剥き出しの肉声が、
聞く者の肉体の中で眠りこけている
アドレナリンを噴きあがらせるわけです。

▼フィラスティンのどこでもスト_d0017381_924482.jpg
ちなみに「サウンド・デモ」のサブユニット
として結成されたT.C.D.C.は、
必ずしも、このINFを手本にしたものではなく、
T.C.D.C.のサイトにあるように、チンドン屋を
はじめとする様々な文化的記憶が
ツギハギされた混成体であって、
INFとは似て非なるものなのですが、
それはともかくも、INFやFilasineの
行動とアイデアには、かねてから
敬意を感じていたので、
Filastine がプレイを終えた後、
T.C.D.C.のことを話して、


「殺すな」のデモや「殺すなコブラ」のライヴなどで
ずっと愛用してきたドラム(一見、ティンバレスのように
見えますが、実は改造したタンバリン)のヘッドに、
何かひとこと書きこんでくれないかと頼んでみたところ、
こんなメッセージをよこしてくれました。

▼フィラスティンのどこでもスト_d0017381_994655.jpg

STRIKE EVERYWHER X 

と読めます。
以前、イルコモンズ名義で『情況』に連載していた美術時評の中で、
「サウンド・デモの次は、限りなくスローなデモとしてのストライカーズ・
パーティーじゃないだろうか」と、そんなことを書いていたので、
「あぁ、やっぱり、そうか」という感じで、ますますFilastine に
親近感をおぼえたパーティでした。
by illcommonz | 2005-05-23 00:49
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