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いる・こもんず 【普通名詞】 01| ありふれて変なもの 02| 扱いにこまる共有物 03| 分けても減らぬもの 04| 存在とは常に複数で他と共にあり、狂えば狂うほど調子がよくなる
はじめに、ふた、ありき

イルコモンズ編
見よ ぼくら
四人称複数
イルコモンズの旗
(Amazon.comで
大絶版廃刊中)
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▼「いただきます」ということの"ただしい"意味
d0017381_2295233.jpg今週、この映画を観に行こうと思っている。
ごはんを食べる前に「いただきます」
ということの"ただしい"意味がわかると
思うから。食べものに関わる人は、
特にだが、食べものに関わらない人は、
いないので、誰もが一度は、みるべき
映画だと思うから。
▼「いのちの食べかた」(原題=私たちの日々の糧)
(OUR DAILY BREAD/UNSER TAGLICH BROT)
2005年 オーストリア・ドイツ合作 92分
監督:ニコラウス・ゲイハルター 編集:ウォルフガング・ヴィダーホーファー
*PG12指定(*小学生以下は保護者同伴が望ましい)

[解説] 「本作は私たちの生とは切り離せない「食物」を産み出している現場の数々を描いたドキュメンタリー。世界中の人の食を担うため、野菜や果物だけでなく、家畜や魚でさえも大規模な機械化によって生産・管理せざるをえない現代社会の実情を、オーストリアのニコラウス・ゲイハルター監督がおよそ2年間をかけて取材・撮影した。映画はふだんなかなか見ることのできない、現代のさまざまな食品生産現場を、美しい映像で淡々と切り取っていく。ピッチングマシンのような機械で運ばれるヒヨコの群れ、わずか数秒で解体される魚、巨大なマジックハンドで揺すぶり落とされる木の実、自動車工場のように無駄なくお肉に加工されていく豚や牛たち…。まさに唖然とするような光景が連続して描かれる。本作を観ると、食料生産工場の生産性の高さに驚愕するとともに、私たちが生きることは他の生き物のいのちを「いただく」ことに他ならないことだと、改めて実感させられる。」

[上映日時] 2008年2月2日-2月15日 15:00/17:00/19:00
[上映館] ポレポレ東中野
東京都中野区東中野4-4-1ポレポレ坐ビル地下
[料金] 大人:1500円 未就学児:無料

▼「いのちの食べかた」公式サイト
http://www.espace-sarou.co.jp/inochi/
▼[YouTube]「いのちの食べかた」予告編
http://www.youtube.com/watch?v=jY5hkiE51ac

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「食べる」ということについて、デリダは、こんなふうに書いている。

d0017381_2312615.jpg「問題はもはや、他者を「食べる」ということや、どんな他者を「食べる」のが「よい」(=美味しい)かどうかではなく、また「正しい(=適切)」かどうかでもない。いずれにせよ私たちは「他者を食べる」のであって、また他者によって食べられるがままにならざるを得ない。したがって道徳的な問いは、食べなければならないのは、あるいは、食べてはならないのは「これか、あれか」ではなく、また「生物か、非生物か」でもない。「人間か、動物か」でもない。これまで一度だってそうであったことはない。そうではなく、いずれにせよ私たちが「とにかく食べなければならない」という以上、そして、それが「正しい」ことである以上、問題は「いかに、ただしく(=善く) 食べるべきか」ということになる。」 (ジャック・デリダ「"ただしく食べなければならない" あるいは主体の計算」)

フランス語に「いただきます」と「ごちそうさま」にあたる云い方があるのかどうか知らないが、ごはんの前に「いただきます」と「ごちそうさま」とちゃんと口に出して云うことは「"ただしく"食べる」ことのひとつであり、「なすべきこと」のひとつだと思う。この映画をみれば、こどもにだってそのことは分かるはずだし、このことから考えてはじめてゆけば、食べものに毒を混ぜたりすることが、いかに罪深い過ちであるかも分かるはずだ。
by illcommonz | 2008-02-12 02:37
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