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いる・こもんず 【普通名詞】 01| ありふれて変なもの 02| 扱いにこまる共有物 03| 分けても減らぬもの 04| 存在とは常に複数で他と共にあり、狂えば狂うほど調子がよくなる
はじめに、ふた、ありき

イルコモンズ編
見よ ぼくら
四人称複数
イルコモンズの旗
(Amazon.comで
大絶版廃刊中)
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▼『帝国』の回顧と展望とイルコモンズの生い立ち
d0017381_161734100.jpg今日の夜は「気流舎」で開かれる『帝国』の
読書会に出席します。この本を読んだのは、
今からちょうど4年前で、「現代思想」の
「帝国を読む」特集号に原稿を書くために
英語版で読み(とばし)ました。それから
しばらくして出版された日本語版を、まだ
ちゃんと読んでなかったので、この機会に
日本語版も読み(とばそう)と思ってます。

「現代思想」に書いた原稿は一年前にこの
ブログに全文掲載したので、ぜひどうぞ。

▼「見よ ぼくら 四人称複数 イルコモンズの旗(WEB版) 第一部」
http://illcomm.exblog.jp/2896880/
▼「見よ ぼくら 四人称複数 イルコモンズの旗(WEB版) 第二部」
http://illcomm.exblog.jp/2897194/
▼「見よ ぼくら 四人称複数 イルコモンズの旗(WEB版) 第三部」
http://illcomm.exblog.jp/2897216/

本文にもあるとおり、「イルコモンズ」という名前の「複数の由来」のひとつは、この『帝国』にあって(もうひとつは「クリエイティヴ・コモンズ」、あともうひとつは「青山ベルコモンズ」)、この『帝国』が書かれた時点では、まだそれほど「コモンズ」ということに重点が置かれてなかったのですが、その後に出た『マルチチュード』では、下記のように書いてあったので、「コモンズ」に目をつけてたのはそれほどまちがった読み(とばし)ではなかったなと思ってます。あと「イルコモンズ」の英語表記を「illcommons」にではなく、「illcommonz」したのも、下記に書かれているのと似たような理由からです。

d0017381_16193574.jpg「マルチチュード」が「人民」のような同一性も、「大衆」のような均一性ももたない以上、マルチチュードは、おたがいのコミュニケーションや共通の活動を可能にする「コモン the common 」をその内的な差異として見出さなければならない。とはいっても、私たちが分かち合う「コモン」とは、見いだされるものというよりは、生み出されるものである(通常は「コモンズ the commons」と複数形を使うところだが、この語を使うことにはためらいがある。というのも、「コモンズ」という語はもっぱら、私的所有権すなわち私有財産の出現によって解体された、前資本主義的な「共有地」を指すものだからである。そこでこれが過去への回帰ではなく、新たな展開であることを強調し、この語の哲学的な意味をきわだたせるために、あえて「コモン」というぎこちない単数形を用いることにした)。私たちがおこなうコミュニケーションや共同作業や共働き的行為は「コモン」をベースにしているだけでなく、それ自身も「コモン」を生み出す。情報や知識を相手に仕事をするものは誰でも、たとえば、種子を開発する農業の専門家から、ソフトウェアのプログラマーにいたるまで、他者から伝えられた「コモン」的な知識に頼り、そこから新たな「コモン」をつくりだす。このことは、アイデアやイメージ、情動、関係性といったものをふくむ非物質的なプロジェクトをつくりだす、すべての労働にあてはまる。「コモン」の拡大は、現在のグローバルな民主主義の可能性を支える強力な柱のひとつとなるものである。」(アントニオ・ネグリ+マイケル・ハート『マルチチュード』より)

d0017381_16244579.jpgとはいえ、僕らはそんなに大それたものではなく、よく失敗や間違いをしでかす「ありふれて変なもの」でしかないので、「コモン」のあたまに「イル」をつけ、そのおしりに「四人称複数」という間違った複数形表記の「Z」をくっつけてみたところから、定冠詞のない小文字の「イルコモンズ illcommonz 」が生まれました、とさ、というのがイルコモンズの生い立ちで、そのイルコモンズから生まれた「ちびこもんず」の生い立ちについては、また今度。


[追記] ちなみに「イルコモンズのふた。」という、このブログのタイトルは「イルコモンズの旗(はた)」の打ち間違いから生まれました。
by illcommonz | 2008-02-12 16:25
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