
もうずいぶん前の話になるが、イルコモンズも出展した
「セントラル・イースト・
トーキョー07」展最終日の夜の「イカナニトラック大行進」。そういえば、
あの現場にもECDがいた。ということは、あそこもまた「いるべき場所」だった
のかもしれない。しかし本当にあれは愉快だった。ドキュメント・ムービーが
できるのが楽しみである。ところで「いるべき場所」には、いくつか法則がある
らしい。まずひとつは、いつも最後は警察がやってきて邪魔をするということ、
もうひとつは、美術メディアはめったにそこに居ないということだ。DMやプレス
リリースのないイベントや展示からなにかおもしろいものを見つけてくるという
ことはもうしないのだろうか。「精密な受信機はふえてゆくばかりなのに、世界
のできごとは一日でわかるのに、知らないことが多すぎる、と、あなたにだけ
は告げてみたい」と、また思った。
[左上] イナカニトラックいきなり××の図
[右上] 路上の守護聖人・ECD
[左下] CETの主催者・佐藤直樹
[右下] イルコモンズのパーキングシアター