映画の話が続きますが、今年の「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」に、映画「素人の乱」が正式エントリーすることになったので、3月22日に北海道の夕張に行くことになりました。本編上映後に裏・映画「素人の乱」を上映する予定です。
▼「ゆうばり国際ファンタスティック
映画祭2008」
http://yubarifanta.com/
考えてみれば、「素人の乱」は、革命後の未来の世界を先につくって見せてしまったわけだから、それが「ファンタスティック映画祭」に出るというのは、ある意味、非常にまっとうなことかもしれない。特にいまの夕張のことを考えると、なおさらそうだ。お金がなくたって笑って暮らせる、ということを、映画「素人の乱」がもし伝えることができれば、それがいちばんファンタスティックなことかもしれない。
▼「夕張 破綻から1年 綱渡り財政続く」
「北海道夕張市が財政再建団体に指定されて6日で1年。約353億円の赤字を18年かけて解消する財政再建計画の初年度は予定通り約14億7500万円を返済した。人口流出に伴う税収の落ち込みなどで生じた歳入不足約3億3000万円を06年度の剰余金で穴埋めした結果だ。完済まであと17年。綱渡りの財政運営が続くその間、市民は「全国最低水準」の行政サービスを強いられる。財政破綻した夕張では07年度から市税、下水道料金の値上げ、ごみ収集の有料化など市民生活の負担が急増。現在7校ある小学校、4校の中学校は11年度までに各1校に統合される予定。夕張に見切りをつけ、07年に市外へ転出した人は破綻発覚前(05年)の約1.5倍846人に上った。」(毎日新聞 3月5日)