
『現代思想2008年5月号 特集=アントニオ・ネグリ』 (4/28刊行)
【テクスト】 芸術と非物質的労働へのアプローチ/アントニオ・ネグリ
【ネグリ】 コモン/レヴォリューション /市田良彦
ネグリを読むことの意味/姜尚中
【討議】 マルチチュードからコモンへ―貧・戦・共
阿部小涼+鵜飼哲+小田マサノリ+海妻径子+平井玄+山口素明
【コモン】 陶磁器の鳴るかすかな響き 非正規アーティストたちの芸術=
行動(アート・アクティヴィズム)のために/平井玄
芸術と政治の出会い(そこない)/毛利嘉孝
【芸術】 極東のアウトノミストの娘たち/松本麻里
〈共〉は身体化しうるか 形而上学を超えて/杉村昌昭
〈共〉の未来 『ミラノの奇蹟』 とレントの技法への抵抗/水嶋一憲
【マルチチュード】 触覚性マルチチュード/河本英夫
マルチチュード/暴力/ジェンダー/竹村和子
「国家的なるもの」 の再考 ネグリがスピノザから
オミットする箇所をめぐって/浅野俊哉
【帝国】 トニ・ネグリとフランスのオルターグローバリゼーション諸潮流/重光哲明
大学のネグリ、サミット体制のネグリ/白石嘉治
〈帝国〉の岬 再領土化される帝国主義的突端=縁から/新城郁夫
IWW・『〈帝国〉』・アメリカニズム アメリカ型サンディカリズムと
自由主義の社会的構成/木下ちがや
【生政治】 包摂から捕獲へノート / 長原豊
危機の言語/ 入江公康
生政治から統治と啓蒙へ
ネグリとフーコーの生政治概念に関する覚書/箱田徹
ミラクル・ドラッグ 哲学者の亡命と帰還/松本潤一郎
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イルコモンズは【討議】に寄稿。5年前の「帝国」特集号にくらべると、議論の比重が
「マルチチュード」から「共=コモン」にシフトしてきたみたいだ。あと、水嶋(一憲)さんが
映画「ミラノの奇蹟」について何か書いてるみたいなので、これを読むのがたのしみだ。