
「母はよくこう云っていた。
ひとに手を差し伸べるのが、
いつもよろこびだった」と。
J-L・ゴダール
「ヌーヴェル・ヴァーグ」
多国籍企業の合併に愛は存在せず、国家は道徳心というものを持たない。
音は光よりも速く進み、音は常に画面に遅れる。「金持ちの何が偉いの?」
「何も」。神はクレーン・カメラのうえから語り、追跡カメラの後を役者たちが
追跡してゆく。「太陽がいっぱい」はくりかえす、一度目は悲劇として、そして、
二度目は喜劇として。運命は波のごとく寄せてはかえし、やがて過去と現在は
ひとつになる。そういう神話的なラブ・コメディ。ゴダールの映画は、未開社会の
神話のようだ。それは、"あべこべ"や"さかさま"、"いれかわり"や"とりちがえ"
からできている。爆音でみると、それがよく分かる。「日本最終上映」のせいか、
昨日のバウスシアターは満席だった。
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▼爆音映画祭
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