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NGOがキャンプ計画 期間中に映画上映や学習会…抗議活動懸念も
「七月の北海道洞爺湖サミットに合わせ、道内外の非政府組織(NGO)でつくる団体が、サミット主会場となる胆振管内洞爺湖町周辺のキャンプ場などでコンサートやシンポジウムを計画していることが二十三日分かった。NOG側は世界の市民グループの交流が目的としているが、過去のサミットでは、サミットに批判的な勢力が抗議活動を展開した例もある。キャンプ場などを管理する地元の豊浦町や壮瞥町は議会や町内会などにNGO側の計画を説明した上で、使用許可などの対応を協議する方針だ。この団体は、東京などを拠点とする「G8を問う連絡会」で、豊浦町のキャンプ場と壮瞥町の宿泊施設の利用を予定している。二つの施設を合わせると約五百五十人が宿泊できる。サミット期間中、コンサートのほか、各国の料理紹介や映画上映会、環境問題などの学習会を予定。参加者はキャンプ場などで寝食をともにしながら、国内外の市民との交流を深める。近年のサミットではサミット開催に合わせて、世界のNGOや市民活動家が集い、交流するキャンプが定着。洞爺湖サミットに向けても、すでに北海道入りを表明している団体があり、多数のNGOや市民団体の参加が見込まれている。」(北海道新聞 2008年5月24日)