はじめに、ふた、ありき
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▼「イルコモンズ・リトリート・キャンプ
洞爺湖へ行く篇」 [日時] 2008年6月20日(金)20:00- 2008年6月21日(土)5:00 [場所] イレギュラー・リズム・アサイラム [シェルパ役] イルコモンズほか 2005年の冬に東京からスタートし、福岡、大阪、京都、名古屋、仙台、札幌と全国を旅してきた「イルコモンズ・アカデミー」改め「イルコモンズ・キャンプ」が東京にもどってきて、一泊二日の「リトリート・キャンプ」を開催します。洞爺湖でのG8サミットを前に、ここでもう一度、イルコモンズ・アカデミーの原点である「グローバリゼーションをそれに反対する人たちの声や表現から考える」というテーマに立ち返り、「G8をG8に反対する人たちの声や表現から考え、その多様で豊かな戦術を学ぶ」キャンプをひらきます。1999年のケルン・サミットの際に行われた、世界で最初の大規模なグローバル・ジャスティス・ムーブメント(通称「J17」)の映像をはじめ、世界各地での反G8アクションの映像をみます。今回は特別上映として、昨年のハイリゲンダムでの反G8行動をドキュメントした映画「フェンス」と「G8/これがサミットだ」をみんなで観ながら、一緒にごはんを食べたり、ドラムサークルやピローファイトで遊んだりしながら「もうひとつの可能な世界」をいま・ここで体験し、コモンとして共有するその実験の場であるキャンプをやります。サミットまでもう待ってられないという人、キャンプに行こうかどうか迷っている人は、「洞爺湖から遠く離れて」おこなうリトリート・キャンプへ、ぜひどうぞ。 *参加無料 *共同炊事による給食(*検討中) *味噌・醤油・油・茶などの寄付歓迎 [みんな持ってくるもの] *お米一合 *じゃがいもと玉ねぎ [持ってる人は持ってきてほしいもの] *ピローファイト用まくらの白い布 *クラウンアーミーの衣装 *ドラム ▼シアトルのピローフォイト(2008年) http://jp.youtube.com/watch?v=u2l9BaTR2wI [参加特典1] 参加者の方(先着40名)に、イルコモンズ編「教科書ジン」(文部科学省検定済み教科書でよむグローバリゼーションと反グローバリズム運動)をさしあげます。 [参加特典2] 朝までお付き合いしていただいた方には、今年の9月、ニューヨークのExit Art in New York City美術館で開催される「Signs of Change: Social Movement Cultures 1960's to the Present」展に展示されることが決まった「叛爺八 直訴団」のポスター(A2サイズ 300部限定)をさしあげます。これは反G8行動のために日本まではるばるやって来てくれる海外のアクティヴィストたちへの「おみやげ」として制作したもので、国内にはあまり出回らないと思いますので、この機会にぜひどうぞ。 [特別上映作品] 「Der Zaun (フェンス)」 (2007年ドイツ) [監督] Armin Marewski Andreas Horn [撮影] Andreas Horn [プロデューサー] Rainer Kolmel [製作]:ZDF/KINOWELT [翻訳]:嶋秀教・サーシャクリンガーほか [日本語版編集] 土屋豊・平野隆章ほか [解説]「2007年にドイツで開催されたG8ハイリゲンダムサミット。サミット前から開場周辺には13キロにわたるフェンスが張り巡らされ、全ての 交通が遮断された。このドキュメンタリーは、このフェンスを主役として、フェンスの中で暮らすソーセージ屋から、G8の警備を統括する警察、メディア、G8に反対する人々 などなど、サミット会期中に周辺で起こった様々な出来事にカメラを向け、その一部始終を記録している。動員された警察は17,800人。逮捕者は1,057人。わずか3日の会議に1億2,200万ユーロを費やしたサミットとは何かを問う。」 [同時上映] 「G8:これがサミットだ!」 (G8: Das War der Gipfel!) [制作] Martin KeBler 2007年 ドイツ Dieser Film wurde während der Proteste gegen den G8-Gipfel in Heiligendamm Anfang Juni 2007 produziert und erstmals während des Gründungsparteitags der Partei DIE LINKE am 16. Juni 2007 gezeigt. [予告編] http://jp.youtube.com/watch?v=rZSnRyEeU3c [参考] 「イルコモンズ・リトリート・キャンプ 洞爺湖へ行く篇」までのあゆみ [再掲載] ▼スーザン・ジョージ「彼(女)らではなく、私たちこそが未来なのです」 「G8は、世界のリーダーを自称する人々の非民主的な徒党集団です。彼(女)らは自国のリーダーとして自国民の運命を仕切るために選挙で選ばれたとしても、誰も、彼(女)らを、世界の問題を決定するために選出したわけではないのです。しかし、彼(女)らは、勝手に自分たちが「世界のリーダー」であるかのようなふりをし、世界の問題に非常に酷いやり方で対処しています。G8は、この極端なまでに混乱した地球の状況を改善できる、たったひとつの決定でも行ったことがあるでしょうか。答えはもちろん"ノー"です。彼(女)らは何ひとつやったことがないのです。彼(女)らはみんな、以前からよく知られている以外のことは何も云わないし、なにひとつ新たな改良もしないからです。さて、二〇〇八年、日本がホストを務める番がまわってきました。この完全に非合法な組織を、日本の人々と世界中に対して正当化しようとするでしょう。私は、これまでG8参加国の市民社会の多くがそうであったように、日本の人々がG8を拒否する表明をするだろうと信じています。しかしながら、これは人の生死に関わる問題ですが、抗議行動は非暴力でやるべきです。さもなければ、マスメディアは勝手気ままに、私たちには何の思想もなく、何の提案もないと報道するでしょう。洞爺湖サミットについて、私が思いつく、ただひとつのよいことは、ジョージ・ブッシュの最後のG8だ、ということくらいです。私はこの4年間、「笑顔で抗議する」ことを提案してきました。私は数千もの人々と一緒に座り込み、ブッシュ、メンケル、福田康夫など、G8リーダーたちの巨大なパペットをパレードさせ、彼(女)らの行く手を阻み、「笑いのめす」という抗議行動を構想してきました。これは二〇〇七年のドイツでのハイリンゲンダム・サミットで、クラウン・アーミーたちによる素晴らしい戦術のひとつにないました。クラウン・アーミーたちは見事に非暴力行動を実践したのです。そして、私たちはそれをもう一度、やることができるはずです。大事なことは、メディアの注目をひきつけ、私たちの考えを伝えることであり、私たちが、ユーモアのセンスを持った真面目で建設的な人間であることを世界に示すことです。私たちは、彼(女)らではなく、「私たちこそが未来である」ということ、彼(女)ではなく、私たちこそが、貧困な世界が本当に求めているものを知っていること、彼(女)らではなく、私たちこそが建設的な変革がどうようなものであるかを知っているということを示すために、象徴的な方法を見つけ出す必要があります。そのために、共に活動を続けていきましょう。」 [追記] イルコモンズ・リトリート・キャンプ・ザ・ファイナルは、札幌と洞爺湖で開催します。
by illcommonz
| 2008-06-19 06:54
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