「革命は、ひとが楽に生きるために行うものです。
悲壮な顔の革命家を私は信用いたしません。
気の持ち方を軽く、くるりと変えるのが
真の革命で、それさえ出来たら、
何のむずかしい問題もない筈です。」
太宰治「おさん」(青空文庫版)より
「素人の乱」や「RLL」を信頼しているのは、
あえてこんなふうにことばにしなくても、
この感覚をしっかり共有しているから。
「
”のびのびイルコモンズ・デモ”という名前でデモをやろう、
と思ってるんですけど、どうですか?」という手紙を
留置所のガラスごしに読んだときは、
「あははは、そりゃ、いいや、いいぞいいぞ、やれやれ!
なんでも好きなようにやってくれ!!」と手ばなしでそう思った。
「あの男、いまごろよろこんでますよ、ネタが増えたって(笑)」(松本哉)
(2008年7月12日「のびのびイルコモンズデモ」より)
そう、たしかに、そのとおりだった。
とはいえ、、、
いくらなんでも、
これは歓びすぎ、
笑いすぎだ(笑)。
どこかで、
気の持ち方が、
くるりと変わって、
まるで、顔が
イルコモンズの
アイコンみたいに
なってる。
夏休みのこどもの
顔になっている。
こういうのを、
こどもへの生成変化
というのだろう。
[追記]
「革命家」になるつもりなんて
これっぽちもないけど、
この歌のような
「ナビゲーター」になれたら、
とは思う。
「私はきっと悲しみの
真んなかあたりで泣いている。
私はきっと歓びの
真っただなかで笑うんだ。」
(ザ・ブルーハーツ
「ナビゲーター」より)