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いる・こもんず 【普通名詞】 01| ありふれて変なもの 02| 扱いにこまる共有物 03| 分けても減らぬもの 04| 存在とは常に複数で他と共にあり、狂えば狂うほど調子がよくなる
はじめに、ふた、ありき

イルコモンズ編
見よ ぼくら
四人称複数
イルコモンズの旗
(Amazon.comで
大絶版廃刊中)
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▼五輪停止
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[右] ▼アレクサンドル・ソクーロフ(ロシア生まれ)監督 映画「精神の声」より
[左] ▼セルゲイ・パラジャーノフ(グルジア生まれ)監督 映画「ざくらの色」より

また、戦争がはじまった。

▼「ロシアとグルジア、武力衝突が激化 南オセチア」
「親欧米国グルジアの南オセチア自治州をめぐる同国とロシアの武力衝突が激化している。グルジア政府軍が同州の分離独立派に対する攻勢を強めたことに対抗して、独立派を支持するロシア軍は8日、グルジアへの増派を開始。ロシアのプーチン首相は「事実上、南オセチアでは戦争が始まった」と指摘した。」(日経新聞2008年8月9日)

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▼「ロシア、グルジア本格交戦 南オセチアめぐり」
「現地からの報道によると、自治州の州都ツヒンバリでは9日未明にかけて、断続的に戦闘が続いたもよう。平和維持部隊として自治州に駐留するロシア軍は、8日夜のグルジア軍との砲撃戦で兵士12人が死亡したことを明らかにした。ロシア軍の情報筋は本紙に対し、ロシア軍が同日、グルジア領内の4カ所の基地や黒海沿岸にあるポチ港を空爆したことを認めた。」(中日新聞 2008年8月9日)

いまから4年前のニュース

▼「子どもたちが停戦訴え演劇 古代の広場アゴラで」
「古代アテネの神殿跡があるアクロポリスの丘に近い古代広場の遺跡、アゴラで27日夜、アテネ五輪開幕を前に、地元の子どもたちや青年たち計約100人が世界の紛争地域での停戦を訴える演劇を披露した。ギリシャ風の詩の朗読などを織り交ぜた劇を通じて、流血の惨事が続くイラクやパレスチナ紛争に向けて、メッセージを送った。劇は陸上競技のスタートの合図になぞらえ「位置について、用意、停戦」と題された。地元の学校の子どもたちは英語や中国語など11カ国語で「停戦」を呼び掛けた。かつてギリシャで行われていた古代五輪では、戦乱の時代であっても五輪期間中の停戦が重視された。ギリシャ政府も今回の五輪で、停戦を「五輪本来の精神」としてアピールしている。」(共同通信 2004年7月27日)

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そして、昨日のニュース

d0017381_1392438.jpg▼「中国、グルジアとロシアに
「五輪停戦」を呼び掛け」
「中国の新華社は9日、グルジアが進攻した南オセチア自治州にロシアが軍事介入した問題をめぐり、前日8日に開幕した北京五輪を引き合いに出し、両国に停戦を呼び掛けた。新華社は「2008年8月8日は神聖な日であり、北京五輪の開幕に伴って世界は五輪期間に入った」と指摘。世界の人は軍事衝突を望んでいないとし、両国に対し、五輪精神を引き合いに出して大会期間中の停戦を求めた。国連の潘基文事務総長も、五輪期間中に停戦を実現してきた伝統に敬意を払うためとして、世界各地での戦闘行為を中断する「五輪停戦」を呼び掛けている。」(ロイター通信 2008年8月9日)

古代ギリシャ時代、オリンピックに参加するポリス(=都市国家)は、オリンピック期間中だけでなく、開催前の数ヶ月のあいだも一切の戦争を中断したという。今回はオリンピックがはじまると、ほぼ同時に戦争がはじまった。中国政府がいくら「神聖な日」といってみたところで、古代のオリンピックが持っていた神聖性はもうもどってこないだろうし、近代オリンピックが持っていた国際性もあまり期待できない。

d0017381_2432310.jpg現代のオリンピックは、ナイキをはじめとするスポーツ・ブランド、そして、マクドナルドやコカコーラといったグローバル企業の市場拡大のための宣伝イベント、さらには、新しいテレビやパソコン、携帯電話の売り上げ倍増のためのビジネス・チャンスになっている。
▼「五輪開会式の視聴率98%=人民日報などが号外」
「8日夜に行われた北京五輪開会式の視聴率が中国で98.1%に上ったことが9日、中国の市場調査会社CTRの調べで分かった。調査は15都市の1500人を対象に電話などで実施。開会式の中継はテレビだけでなく、インターネット、ラジオ、携帯電話を通して視聴した人もいた。」(時事通信 2008年8月9日)

とはいえ、だからこそ、できることもある。

ロシアとグルジアにただ停戦を呼びかけるのではなく、「両国が停戦に同意するまで全てのオリンピック競技を停止する」と宣言してみたらどうだろう。つまり古代とは反対のやりかたである。そうなったら企業は商売あがったりなので、あわてて動きだすだろうし、テレビの視聴者だって、だまってないだろう。まず、ありえそうにない話かもしれないが、つい、そんなことを想像した。あと、こんなニュースもあった。

d0017381_240876.jpg▼「消雨ロケットは1000基以上打ち上げ」
「新華社通信によると、北京市気象局は9日、8日夜の北京五輪開会式の会場周辺で雨が降らないようにするため、雨雲を減少させる人工消雨ロケット1000基以上を打ち上げていたことを明らかにした。五輪開会式で人工消雨実験が試されたのは初めて。中国は開会式当日を晴天にするため、長年、人工消雨の研究を進めてきた。人工消雨とは、近づく雨雲に液体窒素などの物質を積んだロケット弾を撃ち込み、事前に雨を降らせておく仕組み。開会式本番の会場周辺は曇りだったが、人工消雨ロケットの効果があったかどうかについては、ふれていない。」(毎日新聞 2008年8月9日)

こういう国家的努力とテクノロジーを使って、「戦争をとめさせるロケット」はさすがにムリとしても、停戦につながるプログラムをうちだせないものなのか、とも思った。

▼「チベット支持の女子大生、退場に=香港」
「香港で9日始まった北京五輪馬術競技の会場で、5月に同地で行われた五輪聖火リレーでチベットの旗を掲げて警察に連行された地元女子大生の陳巧文さんが観客席で同じ旗を広げたため、警備員により場外へ連れ出された。地元ラジオが伝えた。このほかにも、「民主と人権は五輪より重要だ」と書かれたTシャツを着た男性が入場を拒否された。」(時事通信 2008年8月9日)

オリンピックより重要なニュースもたくさんある。まずはロシアとグルジアの戦争が拡大しないことを思わずにはいられない。

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d0017381_3162488.jpg[追記]
▼「ロシアは死んでも許さない」
グルジア国民に渦巻く憎悪

「南オセチア自治州をめぐり、ロシアと戦闘状態に入ったグルジアの首都トビリシに9日入った。市民の間では、圧倒的な軍事力でグルジアへの攻撃を続けるロシア軍に対する憎悪が渦巻いていた。 「ロシアは死んでも許さない。命令があれば死ぬまで戦う」。8日に空爆を受けた、トビリシの南東15キロにあるワジアーニ陸軍基地。ダビッド・クトシア大佐(43)は、ロシア軍への怒りをぶちまけた。国軍精鋭の陸軍第4師団が駐屯する同基地では9日、私服を着た若者が次々に建物の中に入っていった。急きょ招集された予備役だ。「ロシア野郎め!」。少年ぽさが抜けない20歳の若者はこう吐き捨てた。だが、戦況はグルジア側に厳しい。南オセチア自治州の州都ツヒンバリ周辺での戦闘では、グルジア軍が後退しているとの見方が有力だ。主要テレビは戦況を伝える特別ニュースを常時流し続けるが、トビリシはツヒンバリからわずか100キロで、市民は気が気ではない。「そろそろ首都か」。街角で会った男性はそうつぶやいた。乗用車の窓からグルジアの旗を振って運転する若者は目立つものの、すでに首都から避難する市民も出始めている。一方、トビリシ中心部の共和国病院には、9日だけで、空爆などによる500人の負傷者が運び込まれた。病院入り口には、負傷者の名前を書いたリストが張り出され、親類や家族、友人の安否を気遣う数百人の市民が駆けつけた。47歳の主婦は、爆撃を受けてツヒンバリから同病院に運び込まれた義理の息子と面会したが、「爆撃のショックで、口もきけなかった」と話した。」(2008年8月10日 読売新聞)
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by illcommonz | 2008-08-10 02:49
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