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![]() めぐるものだった。云うまでもなく「扇動」というのは きわめてあやうい概念であり、見方次第、使い方 次第で、どんなことでも「扇動」とみなされかねない 危険性をもっている。このようなあぶなっかしい概念 を一方的に行使できる機関や組織のことを、人は 「権力」と呼ぶ。権力による力の行使が納得できな いものである場合、それに対するイルコモンズ的な 反撃は「やられたら、(それと同じことを非暴力的 かつ合法的に)やりかえすである」。それで思い出 したのだが、今回のサミットでの「異常とも言える」 (そう云ってるのは警察OBである)警察と機動隊の 「過剰警備」をことさら「扇動」したと思われる危険な 「扇動サイト」がある。これがそうである。 ![]() 掲げる団体による過激な行動」 「反グローバリズム運動に取り組む団体の中には、集会やデモ等で自らの主張をアピールし、政府等に働き掛けることを目的とする団体のほか、会議の妨害を目的として暴力的な破壊活動や道路封鎖等に及ぶ団体もあります。全身に黒装束をまとった「ブラック・ブロック」と呼ばれるグループは、デモ等の抗議行動に際し、多国籍企業の店舗の破壊、警察部隊に対する石や火炎瓶の投てき、車両への放火等の暴力行為を行うことで知られています。(...) 反グローバリズムを掲げる団体は、「サミットは、経済のグローバル化を推進する先進国の首脳が一堂に会する場である」などとして、サミットを抗議の対象としています。近年は、サミットの開催に合わせて、会場周辺や付近の大都市で数万人規模のデモ等を行い、その過程で、参加者の一部が暴徒化し、地元の商店街の破壊や警察部隊への攻撃といった過激な違法行為を行っています。19年6月、ドイツで開催されたハイリゲンダム・サミットの際にも、ドイツ国内外の反グローバリズムを掲げる団体により、集会やデモ等様々な抗議行動が行われ、我が国の団体もこれに参加しました。このうち、会場の近郊都市ロストックにおいて実施された約8万人規模のデモにおいては、全身を黒装束でまとった暴徒らが、警察部隊に対して石や火炎瓶の投てき、車両への放火等を行い、警察官400人以上が負傷しました。(...) 北海道洞爺湖サミットにおいても、国内外の各種団体が、デモ等の抗議行動に取り組むことが予想されますが、その過程で暴動等が発生することも懸念されることから、警察では、違法事案を防止するための諸対策を徹底することとしています。」 (「北海道洞爺湖サミットの成功にむけて」より) http://www.npa.go.jp/kouhousi/biki6/text/P08-P11.html ![]() こんなものを見せられたら誰だってビビる(イルコモンズだってビビる)。とりわけ、はじめて現場に配置される若い警察官や機動隊員たちはビビりあがるだろう。さらにその身を案じる家族や友人たちはもっとビビるだろう。今回の洞爺湖サミットでの「異常」とも言える「過剰警備」は、この警視庁のサイトにみられるような「反グローバリズム運動」に対する明らかな誤解と偏見をふくんだイメージと情報操作によって「扇動」された自家中毒的な「集団ヒステリー」ではなかったかと思う。洞爺湖サミットに対する抗議行動では、暴動など一度も起きなかったし、「多国籍企業の店舗の破壊、警察部隊に対する石や火炎瓶の投てき、車両への放火等の暴力行為」などなかった。警察隊がサウンド・カーの窓ガラスを叩き割ったこと(それは普通ブラック・ブロックがやることだよ)以外は、なにも破壊行為はなかった。もちろん「空からのテロ攻撃」も「地下鉄での毒ガステロ」も「道庁襲撃事件」もなにも起きなかった。そもそも「非暴力直接行動」が大原則の行動で、そうしたことが起きるわけがないのだ。結果としてそれが「過剰警備」だったということはもはや誰の目にも明らかであり、そのために二〇〇億円を超える経費が浪費され、二万人を超える警察官と機動隊員が集められたのだから、この空振りに終わった「国家的規模の扇動」と「警察のデモ(=実地演習)」の方こそ、よっぽどその責任を問われるべきではないだろうか。いったい誰が、何の目的で、この大規模な「過剰警備」を「扇動」したのか、それを明らかにする必要がある。さしあたり、「罪証隠滅」のおそれがあるので、この警視庁のサイトをページまるごと全部コピーして保存しておこう。
by illcommonz
| 2008-08-23 04:35
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