はじめに、ふた、ありき
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「私たちはここ洞爺湖で3日間、昼夜をわかたず真剣な議論を行ってきた。率直に本音の議論をする中で、時にはお互いに激しくやりあうという場面も多々あった。しかしそのおかげで、多くの成果を生み出すことができたと思っている。また、テロとの闘いや和平・復興の課題についてもG8のコミットメントを確認し、とりわけ、アフガニスタン、中東和平等の問題についてG8の協力を進めていくこととした。(...) 更に、自分(福田総理)から、2010年を目標として、軍、警察、文民の3分野について世界の平和構築能力を強化していくことを提案し、各国首脳の賛同を得た。」
(首相官邸サイト「福田内閣総理大臣記者会見 北海道洞爺湖サミット議長記者会見」より) どうせはじめから、「世界の平和構築能力を強化してゆく」つもりなどなかったのだろう。 そうでなければ、サミットが終わったあとに、こんなことを述べたりしないだろう。 ▼「ロシアが独立承認、新冷戦も恐れず」 「26日、ロシアメドベージェフ大統領はグルジアからの分離独立を主張する南オセチア自治州とアブハジア自治共和国の独立を承認した。メドベージェフ大統領の独立承認宣言は日米欧各国の強い反対を受けている。メドベージェフ大統領は「われわれは何をも恐れない。冷戦状態をも覚悟している」と述べた」(「インターナショナル・ビジネスタイムズ」2008年8月27日)。 どうせはじめから、なにもするつもりはなかったのだろう。 そうでなければ、サミットが終わったあとに、あんなふうに辞めたりはしないだろう。 ▼「福田退陣「世界の笑いもの」」 「「いい加減にして」「世界の笑いもの」。就任1年足らずで突然の退陣表明をした福田康夫首相に対し、有権者からは驚きと失望の声が上がった。ニュースを東京・有楽町で聞いた都内の主婦(66)は「何もしないで終わってしまった。今の男はダメだね。福田さんはいい人と聞いていたけど、いい人では首相は務まらないのかもしれない」と、しらけ気味。ミュージシャンの前川力さん(48)は「国民には何を考えているのかも伝わってこなかった。こんな簡単に首相が辞めてしまうと、日本が世界から笑いものにされると思う」とあきれた表情で語った。」(「産経新聞」2008年9月2日) 自国の国民からすら支持されてない首脳が、どうして世界のことを決められるのか? ▼「イギリス、ブラウン降ろしが始まった、支持率低迷の首相に、労働党内の ブレア前首相派から「辞めろコール」が大噴出」 「7月のある日の朝、下院議員数人が朝食会に招かれて、ロンドンのダウニング街10番地の首相官邸を訪れた。世論調査の支持率急落に焦ったゴードン・ブラウン首相(57)が政権の足場固めのねらいで、議員たちと親睦を図ろうと考えたのだ。出席者の一人によればブラウンは「ひどいありさま」で、爪はかまれてボロボロだったという。いまブラウンは厳しい状況に立たされている。イギリス経済に悪いニュースが続き(経済成長は鈍化し、失業率も上昇する見通し)、財務相時代に築いた「経済政策のエキスパート」という評判は崩れ去った。」(「ニューズウィーク」2008年9月3日号) こういう無能な首脳たちが洞爺湖に集まって、いったい何をしていたかといえば、 ▼「G8サミット最重要課題の世界的食糧危機の中 世界の指導者たちは豪華18コースの晩餐を楽しむ」 「世界の食糧高騰と供給不足に「深く憂慮している」と言ったその舌も乾かぬうちに、世界のリーダーたちは北海道のG8サミットで18コースもの豪華絢爛な美食イベントに臨みました。費用は日本政府持ち」(「デモクラシー・ナウ!ジャパン」2008年7月9日) 晩餐をかこんだ首脳たちは互いのことをどう思っていたかといえば、 「政府による汚職と犯罪で有名なこの国の歴史上、最も物議をかもした指導者の一人。国営メディアへの多大な影響力のみで首相の地位をつかんだ」。G8サミットのためにホワイトハウスが配布したイタリアのベルルスコーニ首相に関する報道用資料より。ブッシュ政権は謝罪し、スタッフがネットから転載したと釈明。」(「ニューズウィーク」2008年7月23日号) サミットは虚しい。
by illcommonz
| 2008-09-06 02:24
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