
「あ、おかあさん、みて、これ、ちびこもんずのかばんだよ」
「あら、これはイルコモンズさんのかばんね」
「ひろって、とどけてあげなくっちゃね」
「そうね、そうしましょう」
「ちびこもんず、よろこぶかな?」
「そうね、きっと、よろこぶわよ」

「おい、おまわりさん」
「なんだ、ちびすけくん」
「かばん、ひろったぞ、ちびこもんずのかばんだぞ」
「おやおや、なかには何がはいってるのかな?」
「イルコモンズの不起訴証明!」
というわけで、かばんがでてきたそうです。警視庁から連絡がありました(やった!)
こないだ
駅前でストールを拾って交番に届けたのが、きいてのかもしれません。
それで交換のサイクルが生まれ、自分の番がまわってきたのかもしれません。
世の中はまだまだ捨てたものではないなと思いました。いつ、どこで、だれが
拾って届けてくれたのか、まだわかりませんが、とにかく、ありがとうございます。
また、多くの方から、はげましとご心配の声をいただき、ありがとうございました。
詳しいことはまだわかりませんが、どうやら、かばんのなかにあったプレスの
記者章からアシがついたようです。警視庁から、連休明けに任意出頭するように
求められました。といっても、出頭するのは、飯田橋にある遺失物センターで、
かばんの中身を確認して受け取るだけです。とりあえずパソコンはあるようです。
ほかのものはまだわかりませんが、あってもなくても、あるものがすべて、
一つでも二つでも、あれば、勿怪の幸いという気持ちで引き取りに行ってきます。
それにしても、
こないだのコメントにあった「すごい時間がたってから、すごい
ルートで戻ってきそうな予感」というのが的中しましたね、kyupikyupi姉さん、
占い師になれますよ。あと、アナーキストの黒い福袋があたった「ラッキーな君」
は結局、イルコモンズでした。てっきり「役目を終えた」と思っていたら、どうやら、
まだ役目が残っていたようです。なので、かばんがもどり次第、「文化人類学
解放講座」とイルコモンズ活動を再開します。ちなみに、この秋は、東京、札幌、
沖縄で、イベントと講義をします。ほかに、ニューヨークで見てきたもの・聞いた
もの・参加したもの、そして「文化人類学解放講座」前期レポートの結果なども
追って報告します。かばんをなくしたことで、いい区切りがつき、一歩前に進んだ
ところで、また、かばんがもどっきて、イルコモンズまるもうけの巻でした。