![]() はじめに、ふた、ありき
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![]() [撮影・監督] 土屋トカチ [音楽] マーガレットズロース 2008年 70分 カラー [あらすじ] 「皆倉信和さん(36歳)は、根っからの車好き。高校卒業後、運送関係の仕事ばかりを転々とし、現在はセメント輸送運転手として働いている。しかし、月552時間にも及ぶ労働時間ゆえ、家に帰れない日々が続き、心体ともにボロボロな状態。 「会社が赤字だから」と賃金も一方的に下がった。生活に限界を感じた皆倉さんは、藁にもすがる思いで、ユニオン(労働組合)の扉を叩く。ところが彼を待っていたのは、会社ぐるみのユニオン脱退工作だった。生き残るための闘いが、否が応でも始まった。」 [予告篇] [YouTube] http://jp.youtube.com/watch?v=7ZzJi2ZencY ■ポレポレ東中野トークイベント(全て20:15の回上映後) 10月5日(日) 若松孝二さん(映画監督/「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程」他) 10月9日(木) 武盾一郎さん(画家/劇場立看板美術担当) 10月10日(金) 毛利嘉孝さん(東京芸術大学准教授) 10月13日(祝) 迫川尚子さん(写真家/ベルク副店長) 10月14日(火) 平井正也さん(マーガレットズロース/主題歌担当) 10月17日(金) 浅井隆さん(アップリンク代表) 10月19日(日) 小田マサノリさん(イルコモンズ)★ 10月21日(火) 河添誠さん(首都圏青年ユニオン書記長) 10月22日(水) 東海林智さん(毎日新聞記者/「貧困の現場」著者) 10月23日(木) 土居哲真さん(ドキュメンタリー映画「belief」監督) 10月24日(金) 雨宮処凛さん(作家/「生きさせろ!難民化する若者たち」他) --------------------------------------------------- 「21世紀に甦る、リアル「蟹工船」」と広告にあるように、労働運動とユニオンを とりあげた久々のプロレタリア映画であり、後半とラストに希望のもてる場面がある。 労働運動やユニオンをとりあげた映画には、マイケル・ムーアの「ザ・ビッグワン」や ゴダールの「万事快調」などもあるが、やはり、きわめつけは、山本薩夫+武田敦の 「ドレイ工場」(1968年)だと思う。 ![]() [監督]山本薩夫・武田敦 [出演] 前田吟 日色ともゑ 杉村春子 宇野重吉 志村喬 1968年 2時間24分 B&W [あらすじ] 「関東鉄工の労働者は、低賃金と劣悪な労勧条件の下で、ひそかに組合の結成準備を進めていた。ある日、会社の新体制運動で慣れないグレーンを動かした若い林が墜落死するという事故が起こった。この事故は労働者間に団結心をうえつける契機になり、林を連れて遊び回っていた谷山も、組合に入って会社側と闘う決心を固めた。非公然組合の委員長大村は、組合結成宣言は時期尚早と情勢判断していたが、林の死で強まった組合員の声に押され、ついに全金こと全国金属労働組合傘下の組合結成を会社に宣言して交渉に入った。しかし、結成宣誓に最も熱意を示した副委員長の大塚が、会社側に寝返って第二組合を作ったため、全金の力は弱まり、会社側から様々な圧力を受け始めた。首切り、暴力団によるテロ行為、警官隊による弾圧が組合員に加えられた。労働者たちは、中立を守る者、第二組合に走る者、また、独自に会社と交渉する者と、様々な動きを示した。闘争は次第に長期化の様相を見せ、組合員たちには弱気になって脱落する者も出てきた。だが、第二組合の中でも、会社の合理化案に不満が出てきて、全金に同情する者が増えていた。大村委員長や谷山たちは、こうした事態を迎えて、全国の組合が参加する支援大会を計画し、各地の組合に呼びかけた。やがて支援大会が大々的に開かれ、各種の組合から強い励ましの言葉が贈られた。だが谷山たちを最も感激させたのは、第二組合からの激励電報だった。谷山や組合員たちは、もはや勝利を信じて疑わなかった。」 ![]() こんなデザインになってる。 なんだかトレンディドラマのようだが、 これから先、労働運動とユニオンが トレンディなムーヴメントになってゆく のだとすれば、そんなにまちがってない。 映画自体も、「あらすじ」で読むより ずっと軽妙であり、役者も揃ってる。 前田吟が若い。そして熱血漢である。 この時代の青春群像劇である。 もちろん杉村春子も出ている。 杉村春子はどの映画でも "杉村春子"である。しかし、 この問題についてはいずれまた 別の機会に稿を改めなければならない。
by illcommonz
| 2008-10-18 03:45
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