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「買い物客殺到で店員圧死=妊婦ら4人けが-米」
「全米で一斉に年末商戦が始まった28日早朝、ニューヨーク近郊にある米小売りチェーン最大手ウォルマート・ストアーズの店舗で、男性従業員(34)が押し寄せた客の下敷きになり死亡、妊娠中の女性客ら少なくとも4人が負傷した。米メディアが伝えた。午前5時の開店時、安売り商品を目当てに集まった数百人が店のドアを壊して店内に殺到。男性従業員を押し倒して踏みつける形になったという。」(時事通信社 2008年11月29日)
クリスマスセールがはじまる11月最後の金曜日のことをブラック・フライデーと呼ぶ。毎年この日の早朝(夜明け前のまだ暗い時刻に)、ショッピングセンターに押しかけた人たちが入り口のゲートで転倒してケガをするという事故が起こり、テレビのニュースがそれを報道するのが年中行事のようになっているが、今年はついに死者がでてしまったらしい。BUY NOTHING DAY がもっと普及していれば、こうした悲劇も防げたかもしれない。人さえ殺す消費社会のこの蛮行について、米国の市民(もちろんそれ以外の国や地域の消費民)は考えなおしたほうがいいと思う。特にWALMART社(西友の親会社)は従業員の死を労災として認定し、遺族にしっかり償いをすべきだと思う。