![]() はじめに、ふた、ありき
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![]() ということで、今日は「くらしと制度をつなぐ会」から頼まれた小冊子の表紙デザインをやった。小冊子のタイトルは「もっと身近に憲法を!」で、本文では映画「軍隊を捨てた国」に寄せて、こんな話が紹介されている。 「コスタリカでは小学校に入ったその日にすべての児童に送る言葉があるんです。「人は誰も愛される権利がある」。これって難しい言葉でいうと「基本的人権」です。人間は誰も「おぎゃあと生まれたその瞬間から愛される権利がある」と。」 これをよんで、映画のこのシーンを思い出した。 ![]() ▼こどもの権利とおとなの義務 http://illcomm.exblog.jp/1933618/ いいねぇ。 それはさておき、「憲法」はともかくも、「くらし」や「身近」というのは、これまでまったく手がけたことのないデザインである。しかも使える写真がないので、さて、どうしよう、と頭をひねる。「”くらし”といえば、やはり「暮しの手帖」かな」と思い、久しぶりに古い「暮しの手帖」をひっぱりだしてきて読む。なるほど、ちゃんとそこに答えがあった。表紙に使える写真がない代わりに、これまで一度もやったことのない水玉模様と本文から抜粋した文字組みだけで六〇年代風のレイアウトをこしらえてみた。 ![]() ![]() 頼まれた相手は、親と同じくらいの年齢の人たちなので、こういう色や柄のものを喜んでくれるんじゃないだろうか、と想像をめぐらせながら配色を考えたが、ここまでやったところで、印刷は「二色刷り」だということが分かった。しかも使えるインクの色は赤・黒・緑・紺のみで、用紙の色もみずいろ・もえぎ・アイボリー・さくら・オレンジだけらしい。このインクと用紙の組み合わせでできることは限られている。まず淡色でない水玉模様は文字を読みにくくするので削除。用紙の色はアイボリーに決め、タイトルの敷面を紺もしくは赤のパタンにし、タイトル文字をヌキにした。これでできあがり。すっきりとムダのないデザインだが、シンプルすぎてややしまりがないので、文字組みで脇をかためた。 ![]() ![]() これなら多少インクの色が転んでも、用紙の色がちがっていても、失敗はすくない。色校正をしなくても、ほぼ確実で安心なセーフティー・デザインである。さて、赤と紺、どちらを気に入ってもらえるだろうか。なんだかプレゼントを贈るときのような気分である。こういう贈り物ができるのはデザインのいいところである。デザインは本職ではないが、わるくない仕事だと思った。
by illcommonz
| 2008-12-27 23:10
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